2023.05.13 Sat
TC95 FXRS-SP 作業。

で、入れ替えでTC95 FXRS-SPを作業。

まぁ毎度の事ですが、、このオーナーさんは”巻き物”大好き。兎に角ありとあらゆるケーブルに断熱材を巻きたがる訳で。。一種の病気だと思います。
まぁ巻かないよりは巻いても良いのですが、見栄えが悪くなるので当方は大嫌い。レースではレギュレーションで決まっているのでフューエルホースなどには最低限装着しますが、”巻く”のではなく”通す”断熱材を使います。
巻き物は素人さんでも手軽に施工出来るので誰彼やる訳ですが、それって「素人っぽさ全開!」な訳で、それをショップがやったとは思って欲しく無い訳です。
ハッキリ言ってしまえば、素人さんレベルでやれる事や、入手出来る部材もたかが知れています。必要なら断熱材は使いますし、使ってないのは必要が無いから。自己満足でやるのはまぁ勝手なんですが、格好悪くなるのだけは辞めて頂きたい。笑 仲の良いオーナーさんだからこそ敢えて言ってます。


スピードメーターがメチャクチャなスピードを示します。中古品はあったのですがメーターの周りのクッションラバーが廃番なのでどうしようもない訳で。今まで使っていたクッションはドロドロに溶けて溶着してしまっており、外すと裂けてしまいます。在庫で持っていたクッションラバーは年式違いで使えず、、どうしたものかなぁ。

2次エアーを吸っているのでインマニのシールを交換します。フレームバックボーンのハーネスもチェックするのでガソリンタンクは外しています。



インテークマニホールドの取り付けボルトを外す際、”パキッ”と乾いた音がする位焼けて固着しています。装着する際塗付するスレッドコンパウンドも焼き切れています。



リアバンク側スパークプラグが若干リーンっぽい。インテークシールも白くなっています。

インマニはワイヤーブラシで磨きました。

なんだかインテークのスピゴット部分が加工してあるような、ないような、、

不安だったので手持ちのインマニと比べてみました。気のせいでした。

モリブデン系のグリスから自動車のブレーキキャリパー部分などに使う高温に強いカッパーグリスに変えました。


キャブレターのスピゴットがほんの少し長くても良いような気がしました。で、長めのスピゴットに交換します。

FCRキャブレターのアルミスピゴットを外す際は、画像のように適当なホースバンドを装着してパイプレンチのようなもので回すと簡単に外せます。

長めのスピゴットの長さを詰めます。

でインマニの角度を合わせてキャブレターをセット。

オールステンレス製のエンジンスタビライザー。自分のレーサーでも使っていますが、ボンネビルから帰っても一切錆がない程高性能。メーカー自体が無くなり残念ながら今はもう入手不可能になりました。

吸気側の修正が完了。

因みにこれがメーターのクッションラバーと給油口のラバー。メーター側クッションラバーは後の年式のモデル用ですから使えません。

そうこうしているとエンジン公認取得を終えたTC96 FXRが戻って参りました。此方の車両の登録も週明け行いたいと思います。

| FXR on T/C | 20:57 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑