2023.04.01 Sat
'74y CB750K4〜ドライブとリアフェンダー回り。
泥は1cm近く積もっている事も珍しく無いので、こうして洗い終えると妙な達成感はあります。

スプロケットナットの中心に付いたバルブがチェーンオイラーだと思われます。内部はバルブ構造になっており、オイル量を調整出来るようです。オイル通路はT/Mメインシャフト側に穴が開けられています。
穴にタップを立ててイモネジで塞ごうかとも思いましたが、まずはどれ程オイルが出ているのか知りたかったので取り敢えずはそのまま。

純正と同じ丁数ですが、ZAMの新品スプロケットに交換しました。

でようやくチェーンを付けてカシメます。

チェーンは#530でストックと同じ100L。リアドライブスプロケットは48→44Tに変更してますが、リンク数は純正準拠で問題無し。因みにハーレーだと120L辺りを使うので国産車が如何にホイールベースが短いかが分かります。

スロットルワイヤーも装着。キャブ側のリンケージを微調整。

実は”ハイパープロ”にはCB750Kモデル用の”インナースプリングキット”なるものがあるのです。

純正は”等巻き”ですが、ハイパープロはご覧のとおりバリアブルレートの”不等巻き”。今回は他車種のスプリングを改造してインストールしたので、このハイパープロを使うのはずっと先のハナシ。今必要無い部品に限って直ぐに届くというのは世の常であります、、

当店オリジナル製品やレーサー部品のワンオフ等でお世話になっている鈴鹿の”ウィリーキッズ!”様ですが、昨日31日、工場に併設したカフェ「AS ONE」をオープンされました。お祝いがてら単車を走らせました。


土曜、日曜限定での営業ですが、本格的なランチも頂けます。鈴鹿方面に走りに行った際は是非どうぞ。開店おめでとう御座います+ご馳走様でした!

で、トンボ帰りで店に戻り今度はリアフェンダーを外しました。


フェンダー裏側にこびりついた汚れをまずは一掃。

でまたまた黒錆転換剤処理。刷毛でささっと塗れるのでとても便利。

普段リアフェンダーとフレームの間を掃除する事は不可能ですのでこのタイミングで掃除します。

スッキリ綺麗になりました。艶も十分だと思います。


地味な”汚れ作業”の積み重ね次第で、良い雰囲気の車両に仕上がるかどうかが決まります。
フレームをパウダーコートして、フレームにエンジンを搭載するところからスタートする新車のような車両の作業は、作業着が汚れることも無いので気持ちの良いものですが(笑)、こうして数十年放置されていたような古い車両を、”使い込まれた雰囲気のまま仕上げる”という軽いレストア的な作業も当店の得意とするところです。
しかしながら作業を見て頂けばお分かりのとおり、手間を惜しまなければ誰にでも出来る事ばかりです。「汚な過ぎず、綺麗になり過ぎず」を念頭におき、絶えず車体全体像を見渡しながら”破れ具合”を同じに仕上げていけば、自ずと良い具合の車両が出来上がると思います。

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