2023.03.04 Sat
'95y FXDL 完成。

この車両はヘッドブリザーからの吹き返しが多めでした。カスタムしてから15-20年位時間が経過している為、各部硬化し切っておりヘッドブリザーボルト周辺も劣化が激しい。エアクリーナーマウントも今では全く使わないような古典的な部品で構成されています。

余分なホースが増えるのでブリザーを大気開放にはしたくなかったし、折角なので今時のパーツにアップデートしたかった為、S&Sステルスエアクリーナーに交換しました。

ステルスA/Cはやっぱり良い訳で。カバーが必要であればまた後日購入して頂くとしましょう。

あとはガソリンタンクをセットするだけ。とはいえフューエルコックを締め直して角度を修正したり、各ホース類は硬化して全滅!でしたので全て交換して取り回しも変更しています。序でにタンク裏側もクリーニング。もうここまで来たら後には引けない、、駄目な箇所はやり切ります。


車体完成。最後にガソリンを入れます。

で速攻テスト走行。以前はワイドグライドでフロントがグニャグニャするし、前後のサスペンションストロークが皆無でしたのでリジットに乗っているような乗り心地の悪さでしたが、もう別の車両と言っても良い程の仕上がり具合。キャブセットや点火時期も上々です。
あとこの車両、スイングアームを2インチ伸ばしているから??なのか、極低速時のコーナーでステアリングが切れ込んで来る、というローライダー特有の癖が皆無になりました。

まぁ乗り味はこうなるだろう、と予想していたのですが、ここまで狙い通りだと嬉しくなります。やっぱり単車は”気持ち良く走れてナンボ”ですから「見た目が格好良いだけ」では全く意味が無いのです。

唯一気になったのはフロントブレーキキャリパーからの異音。ブレーキを握ると音が止んでいたので大方予想がつきます。

原因はこのパッドを抑える金具とサポートプレート。この金具が潰れてしまっていた事に加え、サポートがメッキの社外品だったので金具が滑って外れてしまうんですよね。純正の場合アルミの無塗装でザラザラした表面なので金具がしっかり引っ掛かり外れないのですが、このクロームメッキは駄目ですね。

なんとか修正して作業は全て完了。明日納車させて頂く予定です。
