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MARUMASU Motorcycle Lounge

2006 - 2023 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 2017 Fastest EV Motorcycle in Colorado Mile Race.

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'95y FXDL〜フロントエンドのナロー化。

今日はとても暖かくて過ごし易い一日でした。

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今日の最高気温は13℃。風も無く穏やかで、単車に乗るには絶好の日和でした。明日はお休みを頂くつもりなので、時間が許せば単車で走ろうかと思ってます。

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で、本日の作業は'95y FXDL。やっぱりどうしてもナロー化したかったので作業開始。ワイドグライドだとどうしてもグワングワンと捻れるので本来の走りがスポイルされてしまいます。

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まずはガソリンドレン。負圧コックなのでタンクキャップから抜いています。ご多分に漏れずガソリン満タンという、、作業車両あるある。

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キャブレターはCV。店に転がっていたHSRに交換したいと思います。

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キャブレター回りはヘッドブリザーからの吹き返しで酷い汚れよう。タイミング的にはクリーニングが必要な時期なのでまぁ良かったのかも。

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メーカー不明のワイドグライドステム。配線がアッパーステムの穴を通してあるので抜き取らないとステムが外せません。

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純正ナローステムとの比較。メチャクチャワイドです。

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ステムベアリングは上下共に非常に良い状態だったので純正ナローステムにそのまま打ち替えました。たっぷりグリスも塗ってありしっかりメンテナンスしてありました。

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駄目駄目なのがこのライザー。内部が中空構造の為ライザーボルトセンターがズレます。何よりこの肉厚は非常に危険です。「知らぬが仏」で、オーナーは全く気がついていないと思います。

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ハンドルスイッチボックスを全バラしてもアッパーステムの穴を通せないし、フレーム側のスイッチボックスハーネスも経年劣化で硬化してしまっており、引っ張り抜くと壊れそう、、で、最後の手段、アッパーステムをぶった斬りました。

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綺麗に整形すればまた使えますが、もう使うことも無いので捨てます。

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ワイドグライド化して何がダメかと言えばこのブレーキローターをオフセットさせるスペーサーボス。強度が必要なので削り出しなのは良いのですが、兎に角重い。バネ下重量が増すので良い事なんてある訳がありません、

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で、スカッとナローに変わりました。やはり純正ルックが一番しっくりきます。

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先程ライザーボルトセンターがズレる、と言ったのはこの事。駄目に決まってますよね。ライザーは交換しないと。

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キャブレターをHSRに交換。スロットルケーブルの内部ワイヤーが長すぎて、全開にしてもハーフまでしかキャブが開きません。何かしら純正スロットルケーブルは持っているので適当なものに交換したいと思います。

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いつものようにフレームを磨き、本日は此処迄。

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現在のフロントサスペンションは”転がし用”の仮部品です。ダウンチューブのパウダーコートが上がって来ないと車体を仕上げる事が出来ません。

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