2023.02.20 Mon
'06y FXDB〜クイック作業。

さてFXDBの作業。まずはフロントタイヤを交換します。



スポークホイールの内部は錆びている事が多いのでワイヤーブラシで必ず錆落としを行います。

タイヤはお馴染みB/S H50バトルクルーズ。当店イチオシ。

分解した際にグニュッと嫌な感触があったフロントサスペンションのピンチボルト。錆びていたからかステンレス製の普通のボルトに交換してありました。純正ボルトに比べ首下が短いボルトだったので、たったの3山しか効いてませんでした。で、その3山も舐めているという、、大事に至らずラッキーでした。

適正な長さのボルトに交換しました。ボルト穴の入り口3山は逝ってますが、奥のネジ山はしっかり効いているので問題ないと思います。


ショップに持ち込んでの車検整備は4年前、という事でしたので各部チェック。エンジンオイルとプライマリーオイルは交換しました。ブレーキフルードは近々に交換した方がベター。

この車両、2006年のインジェクション初期モデルなのでO2センサーは最初からありません。よく分からない社外のアイドルスクリューが取り付けられており、インジェクション車なのにエンストの嵐。排気も真っ黒だったり、真っ白になったり、それはもうマトモには乗れないであろう現状。そんな車両だったのでテスト走行はしませんでしたが、お金が貯まったら、まずはセッティングですね。
最後にざっと車体を磨いて終了。本日はご依頼誠に有難う御座いました。

で、時間が余ったのでGSのブレーキキャリパー分解。ピストンが固着したままですのでアルカリ洗浄液で「煮込み」ます。この方法で外れない場合は残念ながら”鉄屑行き”という事になります。

1回目。微動だにせず。

2回目。少し長めに煮込んでからキャリパーボディが熱いうちにラスペネをブリーダー穴からスプレー、その後エアーを吹き込んでようやくピストンが外れました。いやぁホント良かった。

で、次々煮込みます。

リアキャリパー分解完了。

フロントキャリパー左右も分解完了。キャリパーのO/Hキットすら廃番の為、一応ダストシールなどのゴム部品も壊さないように外しておきます。ブレーキ回りの部品は当然新品交換が絶対!なのですが、部品が手に入らなければそれはもう仕方ありません。

無事分解出来て一難は去りましたが、ここからクリーニングというまた難儀な作業が待っています。旧車のレストアは忍耐との勝負です。

※今週は入庫や作業状況からイレギュラーな営業となります。
以下のように変更になりますので予めご了承下さい。
21日(火):定休日
22日(水):臨時営業
23日(木):通常営業【祝日】
24日(金):振替休業
以降通常通り営業
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