2023.02.02 Thu
'83y RG250Γ〜「3度目の正直」となるか?
で、本日はRG250ガンマです。

内燃機屋さんに平面研磨して頂いたシリンダーやヘッドカバーは準備万端整っております。これで3回目の腰上組み立てです。いい加減終わりにしたいところ。

まずはクランクケースのシリンダーデッキ部分をクリーニング。なにせ狭いので作業がし辛い。

シリンダースタッドは水冷エンジン故錆びています。出来る限り綺麗にします。

シリンダーベースガスケットは在庫で持っていた社外品。今回は液状ガスケットの併用は無しで組みたいと思います。

シリンダー位置決めのスタッド部分は予めグリスを薄く塗っておきます。小指しか入りませんが頑張って塗ります。

まずは右側シリンダーから。2ストローク車特有のピストンリングの廻り止めピンの位置を何度も確認し、道具を使わずに指だけでシリンダーをセットします。

右側は素直に一発でセット出来ました。

続いて左側。何度か失敗しましたが焦らずじっくり。急いだり力尽くで入れようとするとピストンリングが曲がったり折れたりします。

シリンダーがセット出来たらゆっくりとクランクを回して違和感が無いかチェック。シリンダー内壁には組み付け時アッセンブリルーブを塗っていますが、念の為ピストントップ側からも少量エンジンオイルを流し込んでおきます。

ヘッドカバーにサーモスタットを取り付けします。

ヘッドガスケットは苦労して探したスズキ純正部品。これでピタッと水漏れが止まるとよいのですが。


ヘッドボルトは8本+2本なのですが、今回は特に刻んでトルク管理を行いました。時間を置くとヘッドガスケットがどんどん潰れていくので小一時間かけて締め付けしています。因みに締め付けトルクは25Nmが8箇所、10Nmが2箇所となります。


ヘッドガスケットが潰れていくのを待つ間に車体補器類をセット。左右チャンバーやラジエター、リザーバータンクなど。当然ですが作業の邪魔になる配線や2ストオイルラインは避けてあったので元に戻します。


取り敢えず車体完成。

念の為ウォーターポンプのペラを確認。錆が溜まっていましたが特に問題は無し。

一晩置いてから冷却水を入れます。

続きます。
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