2022.12.19 Mon
'93y XL883 カム交換と車体仕上げ。

まずはオイルクーラーを外します。というのもオイルクーラーがオイルバック→オイルクーラー→オイルポンプという具合に配管してあり、フィード側のオイルポンプ手前にあるのは抵抗になるので良くないと思います。エンジンはストック883ccですし、エンジンの熱量的にもオイルクーラーは必要ないと思います。
しかし何故にこんなに長いのか、、、笑

オイルクーラーが無くなってスッキリ。

ダウンチューブ下にオイルホースがぐるりと取り回してあり、タイラップでこれでもか!という位に固定してありました。ホースが邪魔で下回りが綺麗に出来ない為オイルでベトベトでしたが、これで掃除が楽になります。
オイルホースが邪魔でジャッキアップもままならない感じでした。

フィード側ホースを切り詰めました。

カムカバーのカットは辞めました。ガソリンで洗浄して終わり。


カムカバー側ブッシングは全て問題なし。

松山の業者様から日本酒が届きました。毎度有難う御座います!

肝心のクランクケース側ですが、フロントエキゾースト側のブッシングがカムの回転方向に45度回転してしまってます。元々はちゃんとオイルの切り欠きが真上を向いていた筈です。ブッシングを抜き取り位置を修正するにはケースを割らないと無理なので、真上の位置にオイルミストが流れ落ちる溝をタガネで叩いて製作。
あとは少しでもカムボスのクリアランスが確保出来るよう、指でひたすらラッピング。”カジリ”が起きたらアウトですから。クリアランスが狭かった故のトラブルだと思いますが、こんな症状は初めて見た気がします。

で、ピニオンやカムを計測。


まぁ何か出来る程スポーツスターの部品を持っている訳では無いのですが、、数値を残すのは大事ですので。

カムセット。※画像では1番4番のカムが逆に入っています。

でカムカバーを装着。ピックアップローターはS&S製の新品を奢りました。クラックでも入ったら面倒ですので。




エンジンオイルを入れる前にオイルフィルターを交換。フィルター内部のオイルは流石に汚れていました。

最後のひと頑張り。

で車体完成。一応セルスターターでのクランキングを行いましたがバッテリーが弱くて長時間のクランキングは厳しいです。火入れ前にオイルを十分潤滑しておく事が最も重要ですので、一晩バッテリーを充電して明日またクランキングを行います。

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