2022.12.09 Fri
'08y T-man 107" FXDB / 京浜CVKキャブO/H。


インナーベアリングレースをT/Mメインシャフトに圧入。品番は"-08"でしたので他の年式とは互換性はありません。10y以降?のダイナのように内径25mmの強化シールドベアリングに変更する事は不可能です。

シフターアームも意外と内部が錆びます。磨いてから硬めのグリスを塗付。普段手が入らない箇所なのでシフターリンケージも磨きました。

メインシャフトオイルシールには硬めのグリスを使い、

セルスターターのボス部分はスラッジを除去した後ラバーグリスを塗付。用途と場所で使い分けるのが基本。

インナープライマリーベアリングには掻き混ぜられたプライマリーオイルが流れ込む穴が空いてます。ここにはアッセンブリルーブを流し込んでおきます。極初期のカジリ防止です。

で、インナープライマリーカバーをセット。

今回純正のオートチェーンテンショナーからBAKERのマニュアルテンショナーに交換します。こんな感じで装着されます。

プライマリーチェーンも新品の江沼チェーンに交換して1次ドライブが完成。

この車両は外観から見えるほとんどのボルトをダイヤモンドE/G製のステンレスボルトに交換しています。

唯一交換していなかったスターター取付ボルトとシフターペダル固定ボルトも今回ダイヤモンドのヘックスフランジに交換。面圧を確保したい場合は12ポイントか6ポイントのフランジボルトを使用します。

車体完成。一晩おいてからプライマリーオイルを入れます。

FXDBが早めにケリが付いたのでキャブレターを少々。先日入庫していたスズキ250SB(Dトラッカー)の純正キャブレターです。ここ最近は中古部品の価格も高騰しており、手頃な価格の部品を探すのはなかなか大変で時間が掛かりました。
キャブレターは京浜製のCVK。口径は知りませんが22Φ位でしょうかね。

なにはともあれ中古のキャブレターをそのまま使うのはあり得ないので分解します。外観こそ遣れてましたが中はそこそこ綺麗です。流石に70年代の当時モノキャブレターとは違います。笑


酷く汚れて流路が詰まっている感じも無かったので、ここはエンジンコンディショナー程度で良いと判断。最悪の場合はキャブボディが歪まないよう気を付けながら、鍋で煮たりします。

メインジェットとスロージェットの番数+パイロットスクリューが何回転戻しだったかを確認しました。油面高さは今のところ不明なので合わせていません。

外観もワイヤーブラシや真鍮ブラシで磨きました。少しだけ小綺麗になった?かも。

次は純正のインマニアダプターを入手したいと思います。

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