2022.11.06 Sun
'79y FLH ナセルカバー外しと諸々のメンテナンス。

そんな訳で急遽ショベルFLHを入庫頂く事にしました。お客さんが来るまでの間にFXRSのシートヒンジを組みます。



入庫頂いたので早速作業に入ります。メインはこのナセルカバーを外して小さめの当時モノヘッドライトに交換するという作業。


ナセルカバーの内部にはバカほどデカいホーンと、左右ハンドルスイッチとメインハーネスを繋ぐ配電盤とブレーカーの台座があります。これらをどうにか処理しないといけません。



完成時のイメージはこんな感じ。ビンテージパーツに詳しいオーナー様ですので所謂”レプリカモノ”ではないところがクール、流石に分かってらっしゃる。それを格好良く、それでいて自然な感じに処理するのが当方の仕事。

うん、良い雰囲気じゃないでしょうか。時代背景を無視したような格好悪いパーツは付けたくないですが、格好良くなるパーツはテンションが上がります。

まずはナセルにセットされていたスイッチ類やその配線を間引きます。

また気分が変わってナセルを装着したくなった時の為に部品が分かるよう仕分けしておきます。

この配電盤を無くして何処でどう処理するかがキモとなります。



メーターユニットの下側に少しスペースがあります。この辺りになんとか放り込みたいところ。

しばし思案中。

メーターダッシュの下側でメインハーネスを切り詰めて処理出来そうだったので、ガソリンをドレンしてタンクを外しました。

タンクの内部は錆だらけ。ピカタンZしてからタンクライナーでコーティングするというお馴染み国産旧車のパターンです、、手間と時間ばっかり喰うので嫌いな作業ですが致し方なし。

左側ガソリンタンクの取り付けボルト付近から多分ガソリンが漏れてます。タンクライナーで止まれば良いのですが。

漏れたガソリンでリアバンク側のロッカーボックスが汚れています。

フューエルコックはご覧の有り様。

フレームのこの三角の隙間のところでハーネスを結線して、外からは分からないよう処理します。

ステム前方からフレームバックボーン側にハーネスを引き込みました。上手く処理すればなんとかなりそうです。

フロントサスペンションのフォークオイル交換に加え、折角サスを外すのでネックベアリングも見ておく事になりました。一筋縄では終わらないのがショベルヘッドです。

続きます。

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