2022.10.23 Sun
'90y FXR 組み立て。

これがエボまでのスプロケットスペーサー。メインドライブギア側にクアッドOリングが入るので内側はテーパーに加工されています。JIMS製です。

こっちがエボ最終〜TC88のスプロケットスペーサー。内径や内側のテーパー部分は同じですが、メインドライブベアリングのインナーレースと同径まで外径が拡大されておりベアリングに”面”で当たるようになります。どちらが剛性があるかは語るまでもありません。

今度T/Mオイルが漏れても分かりやすいようにT/Mケース側を磨いておきました。笑

一旦T/Mアッセンブリーを抜きます。

先程のスプロケットスペーサーはこんな感じでメインドライブギアの外側にセットします。

T/Mメインシャフトが無い方がメインドライブギアのオイルシールを圧入する作業が簡単です。

メインとカウンターのニードルベアリング部分にアッセンブルルーブを塗付しておきます。

で、T/Mをケースにインストール。

フロントドライブプーリーも後期エボ用を流用。初期エボはプーリーナットを締めてから回り止めの細いキャップボルトを一本差し込むだけですが、後期用はロックボルト穴が2箇所になりボルトも太くなっています。また画像のようにロックプレートが標準化されており信頼度が上がっています。なおエボ初期も後期もベルトの丁数は同じです。

インナープライマリーベアリングはストックのままでした。

偶々入手してあったBAKERのハイトルクベアリングに交換します。シールドベアリングになっており信頼のNSK、日本製です。200PSオーバーでも全く問題ない、と謳っております。

スターターのインナープライマリー側ピニオンシールも交換。よくやくこの年式のシールを入手出来ました。

BAKERの強化ベアリングを圧入。

インナープライマリーをセットして、

一次ドライブをセット。

これは交換した部品。

で、なんとか今日中に車体を完成出来ました。プライマリーオイルとT/Mオイルは明日入れます。ジャッキアップしてリアタイヤを手で回してシフトしてみた感じは上々、でした。

なんとかリカバリー終了です。
