2022.10.02 Sun
'06y FXDB-I / '93y DELKRON TC95-FXRP / T-man 97" TC-FXR。

まずは常連さんのご紹介で、新規のお客様の車両から。'06y FXDB-Iに当店ボンネビルSPLエキゾーストを取り付けします。
2006y FXDB-Iはハーレーが初めて6速T/Mを採用したモデルで、外観的にはTC96ダイナなのですが、エンジンはTC88のまま、という変わり種。

作業は滞りなく終了。
ただプライマリー側から盛大に音が出ており、ニュートラル時にガーっと凄い音が出て、ギアを入れると音が消えるので、この症状はインナープライマリーベアリングだと思います。TC96では特に多いトラブルで、乗り方やオイル管理云々というより、ベアリング自体の当たり外れに影響される事が多いと思っています。
ここは早急に対応しないとマズイので、近々にも修理が必要です。

当店最後の1本でした。ご用命誠に有難う御座いました。
因みにTC88/TC96/FXR用の”ボンネビルSPLエキゾースト”の次回生産分は、早くて12月〜2023年1月の販売を予定しています。

お次はデルクロン製のトップエンドを組んだTC95-FXRPです。このツインカムFXRPを組んだのが2007年あたりでしたから彼此15年経っている事になります。

車体はエンジンを含めほとんど問題なし。エンジンオイルやブレーキフルード、プラグ交換や各部注油といった一般整備を行いました。

で、表に停めておいて地面になにやら見たことの無い樹脂?のようなものが垂れてました。もしやレギュレター裏側の樹脂でも溶け落ちたかと焦りましたが、実際はフロントエンジンマウントの樹脂!が溶けてました。エンジンマウントは揺れるとはいえ、経年劣化で溶け落ちるような素材で出来ていたなんて信じられません。正に”アンビリバボー”な体験です。

エンジンマウントベースもかなり削れています。一体いつ頃溶け出したのか、全く気がつきませんでした。取り敢えず純正の中古品が転がっていたので交換して応急処置しておきました。

このポリスとも、もう長い付き合いですよねぇ。ポリスカウルを装着しただけの「なんちゃってポリス」が多い昨今ですが、このFXRはサイレンや無線機の付いていた正真正銘本物のポリス。それでいて年式がFXR後期の1993年モデルだという激レアな車両です。日本で最初にツインカムをコンバートしたFXRだと自負しています。笑

最後はこれも当店ではお馴染みT-manパフォーマンスのCNCヘッドを搭載したTC97cu" FXR。車検のご依頼です。子供さんに手がかかるのでほとんど乗れていないみたいです。2年毎の車検時に拝見させて頂いております。

この車両もフル公認車両です。年式的に近接測定法では無い時代の車両ですから、音量さえクリアすれば社外マフラーだとしても基本的には車検は通ります。ただ地方の陸運支局や、検査官の個人的判断によっては通らない場合もあります。(法的に規制値をクリアしていても純正と形状が違うから、という理由だけで落とす試験官も実際います)

TC88時代のFLH用5速T/Mに、当店ボンネビルスイングアームFLH用を組み合わせています。リアのブレーキキャリパーもTC88 FLHから純正を流用しています。

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