2022.09.10 Sat
'00y FXDX / インディアンチーフテン / '02y XL883R。
ご自身でアウタープライマリーカバーボルトをダイヤモンドE/G製ボルトに交換してからプライマリーオイルが漏れる、という事だったのですが、原因は違っておりました。
プライマリーカバーを外すとオイルトレーにカラン!と落ちたのは金属の破片とボルト、、なんとインナープライマリーカバー取付ボルトの一本が脱落してカバー内部に転がっていました。ロックタブが曲げて無かったのか緩んだのかは分かりませんが、結局オイル漏れの原因はこのボルト穴から漏れておりました。
1次ドライブに噛み込んだらロックするので大変な事になってましたが、旨い具合にインナープライマリーカバーのリブの隙間に挟まっており、奇跡的にダメージは一切ありませんでした。
因みに調べてみたところ、このT-man 98cu" FXDXのエンジンを組んだのは2013年。彼此10年近く経っているのですが未だ一切トラブル無し。ロングも走るし回す時は回すオーナー様ですが、相当タフなエンジンですねぇ。

お次はインディアン・チーフテン。以前当店でワンオフでボンネビルSPLマフラーを製作して頂いた車両です。ブルズアイさんでセッティングも行っております。

新車で購入され一度もエンジンオイルを交換していない、という事でしたのでR/Pをご用命。5.0Lものオイルを呑み込みます。

序でに此方もマフラーと同時に製作してあったサドルバック用のヒートガードを今更ながら装着します。

ヒートガードはステンレス製で、パウダーコートを施してあります。

純正のツアーパックの底に2ヶ所穴を開けました。


装着完了。飾り程度にドリリングしてあるのですが真っ黒過ぎてあまり分からないです。笑

2台の車両を見送ってぐったり疲れましたが、XL883Rも仕上げないといけないので重い腰を上げて作業。結局サスペンションはもう一度全バラしてスライドメタルにバリが出ていないかも再確認。全く問題無いという事は確認して組んでおりましたが、折角分解したのでサラッと気持ち程度にペーパーヤスリを当ててから組み直しました。

此方が外した社外のオイルシール。取り外す際にピックツールで抉ったのでサイドウォールに傷がありますが、当然ですが元々はありませんでした。メーカー表記は何もありません。

で、此方がH-D純正品。残念ながらメイドインタイランド。ハーレーも今やすっかり”終わってます”ね、、NOK製。


VPクラッチを装着したのでMRCクラッチは外しました。併用は絶対に避けて下さい。

1次ドライブ完成。クラッチは当然ですが劇的に軽いです。VPクラッチは最高ですよね。

で、最後に組み直したフロントサスペンションを入れ替えます。

完成。リカバリーまでを完了致しました。

明日の天気予報は晴れですので明日はこのXL883Rと、FXRの2台を走らせ最終チェックとセッティングを行うつもりです。よって終日留守にすると思いますので予めご了承下さい。
なおアポ無しでのご来店は今後一切お受け出来ません。新規のお客様は勿論、当店常連さんでも必ず!絶対にアポをとってからご来店下さい。当方個人の携帯番号を知っている筈ですので。
作業が予定通り進まないですし、このコロナ禍のご時世ですので皆様のご配慮を頂ければ幸いです。
- 関連記事
-
- '92y FXDC 作業。 (2022/10/01)
- '90y FXR / '02y XL883R テスト走行。 (2022/09/11)
- '00y FXDX / インディアンチーフテン / '02y XL883R。 (2022/09/10)
- '92y FXDC / '93y XLH883 / '79y GS550。 (2022/07/28)
- '06y FXDL / '02y XL883R / '79y GS550 / '83y RG250Γ。 (2022/07/23)