2022.08.17 Wed
'79y GS550 キャストホイール化への下準備。

絶版のギアは作ってしまうのですから、流石としか言いようがありませんね。

本日はXLH883で使うシリンダーがボーリングから仕上がってくる筈で部品待ち。

待っている間にGSを進めます。GS1000の内径20Φホイールディスタンスカラーに、内径17Φになるようアルミパイプを加工して挿入します。スチール製カラーがベアリング座面にぴったり接触するので必要ないのかもしれませんが、カラーが”踊る”と嫌なので念の為。

これは寸法確認用に入手したGS550Eのスプロケットタワー一式。結局GS550E/GS750/GS1000までタワーは共通であるという事が分かりました。

現時点ではスプロケットボルトは再使用するのでボルトやナットをクリーニング。新品が出るようなら勿論交換。

スプロケットタワーのベアリングもキャストホイールGS全車種共通で、内部のカラーで個々のシャフト径に合わせています。タワーベアリングとオイルシールはメーカー在庫有りで注文済みですが未だ届いていません。

タワーの寸法や加工方法が異なっていると厄介ですので3種類入手しました。結局全て同じでしたがパーツリストで拾ってみると個々に部品番号が違うんですよねぇ、、一体どういう事なんでしょうか?

ホイールベアリングは内径17Φのものに打ち替えました。

こうして作業は着々と進めてはいますが、苦労してトリプルディスク化しても性能はほぼ変わらないと思います。見た目の好みは賛否両論あるかと思いますが、ここまで手間を掛けて本当に意味があるのかどうか、今現在も迷いながら作業しています。

キャストホイール化はリアをディスクブレーキにする必要があります。よってGSの場合スイングアーム自体が違うので交換する必要があります。いざスイングアームを車体から外してしまい、やっぱり装着出来なかった、では洒落になりません。まずはスイングアーム単体検証を行います。

スイングアームは550E用。キャリパーはGS1000で、キャリパーサポートは550Eを組み合わせました。肝心のピポットシャフト径が違っていたらハナシになりませんが(笑)、目視した感じでは同じようです。まぁ此処迄”お膳立て”してしまったからにはキャスト化するしか無いかとも思います。

リアがドラムブレーキだと車体右側がスッキリしており「如何にも旧車」といった感じがします。フロントダブルディスク+リアドラムというGSは実際存在しており、カタログ上では"550-2"というモデルになります。ですので今現在は初期型GS550→"GS550-2"仕様という事になります。

これがリアもディスクブレーキ化してキャストホイールを履かせると"GS550E"もしくは"GS550E-2"仕様となります。リアにキャリパーが装着されるとなんだか物々しい雰囲気になり少し現代的になりますね。
GS550は前後共に片押し1ポッドキャリパーなのですが、リアはGS1000用を流用したので2ポッドキャリパーになります。

結局XLH883のシリンダーは届かず。無駄骨の1日でした。
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