2022.08.11 Thu
'90y XLH1200 続き。

リアタイヤを交換します。


タイヤの溝はあまり減っていないのですが、数年に渡る放置でサイドウォールがヒビだらけ。

フロントタイヤと同じ銘柄に交換しました。

リアのブレーキパッドが限界です。PMのパッドは手持ちが無いのですが、やっぱりAmazonには在庫がある訳で。笑 お盆休みも関係なく届くので非常に便利です。


エンジンの不快な振動を少しでも抑えたいので敢えてオープンエンドからクローズエンドに交換しました。根本的な解決にはなりませんが、排圧を上げる事でケース内部の内圧も変わると思います。但し効果が有るかどうかは分かりません。


ハイオクを10L買ってきて給油。これでガスもフレッシュになりました。

で、また試乗。


走らせてみた結果、排圧を上げたのは正解でした。こういった調整が出来るマフラーはスーパートラップだけですから見た目の古さこそ否めませんが、非常に性能の良いマフラーだと思います。
交換したフロントのPMブレーキキャリパーですが、純正ブレーキレバーとのレバー比が合っており頗る快適。流石はハーレー専用?だけの事はありますね。
これは余談ですが、排気音が静かになった事で、タペット、フライホイールからの異音と振動がより鮮明になりました。タペットはそもそも消耗品なので交換すれば済むハナシなので取り敢えず無視しても構いませんが、この車両のトラブルの原因はシリンダー摩耗によるオイル消費に加え、レースでの酷使によるフライホイールの劣化だと思います。

マフラーで嫌な振動が少し減ったので今日は80km/h巡航して走らせました。フライホイールが適度なスピードで回転していると芯で回ろうとする為、振動は軽減されます。駒が高回転時に安定しているのと同じ原理です。
ですので停止時でもアイドリングを少し高めで保持すると違和感は軽減されます。
今日も暑かったですし連続走行を行ったのでパーコレーション気味かなぁ、なんて思っていたのですが、それは当方の判断ミスで、ヒートするとインマニから2次エアーを吸っていました。何故熱がかかるとエアーを吸うのかはこの後分かります。


キャブレター側のインマニシールが裂けてました。これは正しく無いキャブレターセットで生じた人為的ミス。


此方はフロントバンクのインテーク。バルブ回りはとても綺麗なのでオイル下がりについては問題無いようです。

でこっちがリアバンク側。ここも問題無いですね。

熱でエアーを吸う理由はこれ。インマニのフランジがプラスチックのものになっています。今はあまり見かけなくなりましたが、ひと昔前はこんな部品がありましたよねー。熱が生じると歪んでしまうんですね。

ちょっと溶けているしこれは破棄です。

あと気になったのがこのインテークマニホールド。何故かヘッド当たり面が切削されており、オマケに真っ平じゃないという、、ストックヘッド+ストックシリンダーハイトなのでVバンク間のクリアランスはノーマルと変わらない筈で、純正インマニがそのまま装着出来ない筈が無い訳で。一体何がしたかったのか不明です。

で、当店に在庫していたXL用の純正インテークマニホールドに交換。当然ですがF/Rフランジも純正に交換しました。

で、いつものようにまずはキャブレターを仮付けしてインマニの適正な角度を出します。これをやらずにキャブをセットするとキャブ側のインマニシールが歪んでエアーを吸ったり、前記したように経年で裂けたりします。

で、インマニの位置が決まったら本締め。

で修理完了。
これでエンジンからの異音や振動が減る訳ではありませんが、始動性とスロットルレスポンスは格段に良くなりました。
明日もう一度走らせてみて、妥協出来る仕上がりだと判断出来れば、一旦完成とさせて頂きます。

※13日(土)〜14日(日)はお盆休みを頂く予定でしたが、台風接近に伴い悪天候が予想される為、残念ながらツーリングは中止にしました。雨天の場合は例年同様無休での営業とさせて頂きます。宜しくお願い致します。
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