2022.08.07 Sun
'93y XLH883 1次ドライブのチェック / '79y GS550。


オルタネーターマグネット、オルタネーター自体にも問題はありません。

デントプレートは対策品になっています。4速フレーム最終モデルなので対策済みなんじゃないかと思います。

このXLHのオーナー様がショベルFLHに乗って作業進捗状況の確認にいらっしゃいました。まぁ車体は極普通なストリップのFLHだったのですが、リアブレーキが巨大な方押し2ポッドキャリパーに変わっていました。見た目通り強烈に効くらしいのですが(笑)初めて見ました。


前後16インチ化された'91y FXRです。色々作業をお願いされているのですが、なかなか倉庫スペースが空かないので入庫をお待ち頂いております。実車を拝見していなかったので一度乗って来て頂き車両像を把握致しました。
作業前に現車を確認出来ると現状が分かりますので作業がスムーズに行えます。20年以上所有されているとの事ですが、サラッと自然な感じで小綺麗に作ってあります。16インチのFXRは乗った事が無いので今からテスト走行するのが楽しみな一台。今日は暑い中ご足労頂き誠に有難う御座いました。

で、XLHの続き。クラッチバスケットのメインベアリングも問題無し。

ここのアーム部分、ちょっとした小細工が出来るのですが。この車両は調子が良かったので敢えて行いません。

オルタネーターの取付ボルト一本が少しだけ緩かったです。やっぱり緩むんでしょうかねぇ?当方の場合かなり多めにロックタイトを使うので緩くなっていた経験はありません。

スポーツスターモデルで必ず漏れる箇所。シフターシャフトを支えているのでどうしてもシフト時に負荷が掛かって漏れてしまいます。構造上仕方ない部分。

クラッチケーブル取り付け部分も必ず漏れます。長いクラッチケーブルがハンドルを動かす度に負荷を掛けるので、ここも致し方ないところです。

シフトシャフトシールは現在ダブルリップに改良されています。古い金属タイプのシングルリップは漏れ易いので交換して下さい。

因みにこのシャフトシールはアウタープライマリーカバーを車体にセットした後で圧入するのが正解です。



アウタープライマリーカバーにくっ付いたチェーンテンショナーは最弱の位置まで下げておかないとアウターカバーが装着出来ませんのでご注意を。

イロイロ処理してからカバーを被せて作業完了。クラッチレリーズとプライマリーチェーンテンションだけ調整して、オイルは明日以降入れます。

で、今日の目標はクリア出来ました。

時間が余ったのでGSです。キャストホイール化するに当たって不整合が出ている為イロイロ検証しています。
まぁ合わないのは当然で、GS550にGS1000の部品を流用しようっていうのがそもそも間違い。笑
スイングアームだってこんなに違います。

まぁ合わないものを合わせていくのが当店の得意なところであって、FXRにTC88やTC96をコンバートするのはまだ可愛い方で、年式違いのT/Mを組み合わせてアップデートするのも定番の作業です。国産車の足回り如きで”泣きが入る”ようではまだまだ修行が足りない、という事になります。笑

あーでもなくて、こうでもない、、ドラムブレーキをディスクブレーキに改造するのでやらなきゃならない箇所は多いです。

彼方を生かせば此方が駄目。何処をどう加工したら最も効率が良いのか悩み中。

今日のところは流用出来そうなサイズのベアリングを注文して終了です。

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