2022.07.05 Tue
'02y XL883R 車体のクリーニング。


幸いスロットルケーブルの固着は無くキャブレターの動きはスムーズです。

6年分の砂埃が堆積しています。

オイルバック(オイルタンク)内部のエンジンオイルは当然の事ながらクランクケース側に流れ落ちてしまい、ほとんどオイルが残っていません。

純正負圧コックを外してガソリンタンク内部のガソリンをドレン。


何年頃からかは分かりませんが、ハーレーのガソリンタンク内部はコーティングが施されているようなので錆がほとんど有りません。これは非常に助かります。

ここまでバラしたら一旦表に出してガソリンスチームで車体丸ごと洗浄です。ガソリンタンクからドレンしたガソリン10Lを使い切ります。


大凡砂埃は落とす事が出来ました。ガソリンで油分が完全に抜けてしまい、放っておくとあっという間に真っ白になります。特にリンクルペイントのエンジンは顕著に現れますので直ぐに保湿する必要があります。

で、店内に移動させて今度は油分を補う為、保湿成分の含まれたコーティング液を大量にスプレーします。


白っぽくなって少し苔が生えていたオイルバックは黒っぽさが戻って参りました。この年式の883Rはオイルバックが艶消しの黒塗装でした。まだコーティングがムラがあるので何度も作業を行う必要があります。

エンジンはロッカーカバーを含め落ち着いた艶になって参りました。メッキ部分は磨き用スポンジで擦りました。

フレームバックボーンは既にピカピカになっています。

外装の塗装面は思ったより綺麗です。パリッと仕上がりそうですね。

ハンドル回りも黒光りして小綺麗な感じになっています。


思ったよりも綺麗になりました。

クランクケースに落ちてしまったエンジンオイルをオイルバックに戻す為、適当なバッテリーを繋いで少しづつオイルポンプを回します。最初はケース内部に大量にオイルが入っている為、クランキングが重いので内圧を上げないよう注意します。

この時点で保安部品の動作をチェックしておきます。走行距離は4.3万キロ。新車から既に20年経っておりますので妥当な走行距離だと思います。

キャブレター内部も綺麗なものでした。ただフロートボウルの取り付けボルトにネジロックが塗ってあり、危なくボルトがナメるところでした、、

キャブボディは強アルカリ性のエンジンクリーナーを使って洗浄。

これでようやく整備に入る準備が整いました。

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