2022.06.01 Wed
アプリリア50 RS4 / '87y S&S XL1200 / '79y GS550。

チェックするとガソリンコックというか電磁弁に繋がる負圧ホースみたいなものに亀裂が入っていました。黒い部分はただのフィルターで、ワンウェイバルブではありません。兎に角サービスマニュアルもパーツリストも無いので全てが手探り状態。

テフロンホースに全交換。

復活。作業はこれで終了です。

イタ車の設計はお世辞にも”賢い”とは言い難いのですが、デザインは素晴らしいですよね。まるでトンボやバッタのような「昆虫系」です。

で、次はXL1200。昨日は一般道を走らせましたので本日は高速道路です。常にスロットルを開けていく分にはとても乗り味が良くて、これが6万キロ走ったエンジンとは俄に思えません。これはオーナーさんの乗り方が優しいが故の結果だと認識しています。
4速80km/h位からスロットルを捻るだけでかなりの加速性能を見せますので気持ち良いです。
この車両は数百キロの初期ナラシを当方が行なっていますが、ナラシを終えてから乗るのは2017年以来。ちょっとパワーが有り過ぎるので4速のギアリングで性能を100%発揮させるのは難しいと思います。

車体側から出る異音はありますが、そこはまた担当するショップさんで観て頂いて下さい。あとひとつ気になった点は、リアブレーキを併用せずにフロントだけでブレーキングした際、ネックに違和感があります。
ネックベアリングか、もしくはフロントタイヤなのかもしれませんが、ここは時間があればチェックして頂いた方が良いと思います。
内燃機の調子は正直悪くないと思います。今回入手出来なかったタペットユニットについては抜けてからでも問題無いので、カンカン煩くなってきたら交換しましょう。
今になって考えれば、2度もトップエンドを組み直す必要は無かったかもしれません。しかしそれで自分の中での信頼性に自信が持てたので無駄では無かったと考えたいと思います。そんな訳でXL1200も此れで終了です。

折角単車に乗る格好をしていましたので、GS550も走らせてみました。マフラー交換後は店の近所をちらっと走っただけでしたので本当のところどうなのか分かってませんでした。


毎月1日に伺うお稲荷さんまで一走り。

マフラーを交換した位でこれほど車両が変わるものだろうか??というほど豹変しました。正直FCRキャブレター交換に匹敵する程の違いです。
550ccなので低速トルクが薄く、信号発進時に少し気を遣う感じが拭えなかったのですが、トルクが出て発進も気楽になりました。で、4000rpmも回せば一般道ではかなり流れをリード出来ますし、今まで5000rpmまでしか回らなかったエンジンが一気に7000rpmまで回るようになりました。
現代の車両と一緒に走っても、なんら遅れは取らない程のパフォーマンスだと思います。550ccの排気量に見合った性能にようやく仕上がった感じです。流石はDOHCエンジン、秘めたパワーは素晴らしいものがありました。

この車両に最も必要無いものはキックアームじゃないかと。軽量化の為外しました。

続きます。

- 関連記事
-
- GR71F GSX-R750 / GS550。 (2022/06/05)
- Dio ZX 整備。 (2022/06/02)
- アプリリア50 RS4 / '87y S&S XL1200 / '79y GS550。 (2022/06/01)
- アプリリア50 RS4 再始動へのメンテナンス。 (2022/05/31)
- '87y S&S XLH1200 / GS550E改。 (2022/05/23)
| Metric Bikes (JAPAN) | 20:38 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑