2022.05.20 Fri
2台のチョッパーとGS550。
ダイヤフラムスプリングをストックの黒に戻し、ワイヤーに注油して再調整。今までの半分程の握力で切れるようになったと思います。これでツーリングも大丈夫じゃないかと思います。
クラッチの調整不足で意味もなく操作が重い車両が多々有ります。クラッチケーブルのテンショナーとクラッチレリーズの長さを、レバー比を考えつつ双方を調整すれば自ずと軽く出来るものです。ケーブル側だけを闇雲に張ってしまい、アソビもほとんど無くしてしまって重くなっている事がほとんどです。

ご存知此方のTCディガーは今週末行われる岡山でのVDAドラッグレースにエントリーしているそうです。
キャブレターの調整、バッテリーをリチウムに交換、プラグコード交換をさせて頂きました。良い結果を期待しています。

さて、S&S XL1200。ピストンを一晩洗浄液に漬け込んでカーボンは8割方撤去出来ましたが、頑固なカーボンは付着したままでした。で、鍋に入れた洗浄液をガスレンジで沸騰させ、ピストンを漬けたり出したりしながら少しづつカーボンを落とした結果が此方です。カーボン除去の際はピストンに傷が付かないよう、竹篦で擦ると都合が良いです。

煮込んだのでリング溝もご覧の通り綺麗さっぱり美しくなりました。

XL1200の作業は一旦此処までですので今日はGSに着手します。

まずはマフラーを取り外し。純正は重いです。

13本ものボルトで固定されているオイルパンを剥がします。


オイルパンは一度も外していなかったので経年で堆積したスラッジが沢山ありました。一度見ておきたかったので、まぁ丁度良い機会だった、、という事にしておきましょうか。

アルミのスラッジこそありましたが大きなカケラのようなものは無かったので一安心。オイルが漏れた原因は、オイルパンのクラックではなく、ドレンボルトのネジ山が傷んでいただけだったようです。
とはいえヘリサートで修正するのは危険なので、M14のところをM16に拡大してタップを立て、それに従いドレンボルトのサイズを変更しようかと思います。

下からエンジンを覗き込むとオイルポンプのストレーナーやT/M、シフターシャフトなどが丸見えです。

オイルパンの外側は洗浄液をスプレーして出来る範囲で綺麗にしておきます。

本日シリンダーの面研が終了して送り返しました、と内燃機屋さんから連絡を頂きました。今回はご無理を言って申し訳御座いませんでした、本当に助かりました。
という訳で明日からXLのトップエンドを組みたいと思います。

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