2022.04.30 Sat
TC96 FXRS〜リアブレーキマスターの交換。
午前中気温は少し低めでしたが、気持ち良く晴れ渡っており天気予報は夕方から雨、となっていた為お客さんが来る前にGSを走らせました。


チェックしておきたかったのは先日交換した特注クラッチスプリングの動作確認で、クラッチ操作が軽くなり激変したのは分かっていましたが、クラッチが滑らないかどうかは実走しないと分かりません。

ナラシ中ですので5000rpmも回す事は皆無なのですが、一般道での通常走行においては特に問題無かったです。まぁガンガン回してぶっ飛ばすような車両でもありませんので、スプリングレートは純正比-30%位でも良いみたいです。

で、本日の作業はFXR純正リアブレーキマスターの交換です。この後期タイプの丸型マスターになるのは多分1989yからだと思うのですが後期モデルとはいえ新車からは既に30年以上経っています。
外側のプラスチックカバーにクラックが入る事が多いようで、ブレーキを踏むとフルードが漏れるようになります。

リアブレーキマスターはASSYでの部品も当然有りますが、国内在庫無し+入荷未定、という事でした。しかし個々の部品は国内在庫があったので今回個別に入手しました。多分この部品も近い将来廃番になるんじゃないかと思います。
一応純正品番と価格を記載しておきます(足りない部品は元のマスターから外して再利用しました)。
#42452-87 RESERVOIR ADAPTER KIT, MASTER 4,331円
#42382-87E PISTON KIT, BRK MSTR CYL. RR 16,182円
※2022/04/30現在価格

で、入庫して頂いたので早速作業開始。



ブレーキマスターASSY取り外し完了。プラスチックカバーにクラックはありませんでしたが、内部のピストンOリングの部分から逆流してフルードが漏れ出していました。

流用する部品を外します。本来であればスナップリングなどは破棄して新品に交換します。
部品番号を見てお分かりのとおり、E品番になっており、少なくとも5回改良されているという事になります。写真は撮り忘れましたが一目で分かるような改良が施されていました。

2時間半で作業は終了。本日もご依頼誠に有難う御座いました。

オマケの画像は此方↓
旧車の電気系統は劣化して弱っている事が多く、ヘッドライトやウインカー、メーターやインジケーターが暗い、という事は多々あります。そもそも発電量が少ない車両も有るので致し方無いところもあります。
このGSもインジケーターが暗くて、昼間に直射日光が当たっていると光っているのか光っていないのかさえ分からない事が多く、手で日陰を作ってようやく点灯している事が確認出来る程度の明るさしかありませんでした。

しかし今は高照度のLEDバルブが多種多様に販売されており、どれを選んで良いのか迷うほどあります。中華製がほとんどですが、価格も安いので色々な種類を在庫しています。
蛍光灯の下でも眩しいほど明るいので、これなら視認性は抜群だと思います。インジケーターランプは無ければ無いで慣れますが、やはり機能しているのなら見易いに越した事はないかと思います。

店内を暗くするとちょっと眩し過ぎる感がありますが、、まぁヨシとします。

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