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MARUMASU Motorcycle Lounge.

2006 - 2022 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 2017 Fastest EV Motorcycle in Colorado Mile Race.

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RG400Γ〜テスト走行と課題点。

今日は晴れて夏日でした。

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まずは昨日の作業から。届いた前後タイヤを交換しました。今回はミシュランのパイロットストリートⅡラジアルを使用しましたが、サイドウォールが柔らかくてとても組み易いタイヤでした。

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リアはフック式のレーシングスタンドが使えると最高なのですが、ノーマルスイングアームでは無理ですので2個のフロアジャッキを使ってジャッキアップしています。フルカウルの車両はフレームダウンチューブでジャッキアップする訳にもいかず、一工夫必要です。

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取り敢えず作業は完了。終日雨でしたので走行は明日に持ち越し。

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で、明けて本日。朝から気温はグングン上がり、最高気温は25度を超えました。

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走らせてみた結果、酷かった縦揺れは一切無くなっており、やはりタイヤのフラットスポットが原因でした。
しかし縦揺れが収まると同時に、今度はブレーキングした際にネックがゴトゴトと揺れる症状が気になるようになりました。単純にネックベアリングがダメになっている時の症状です。

これは予想ですが、他車種のフロントエンドを流用した際、単にそっくり移植しただけで、フレーム側のベアリングレースと、ステム側のテーパーベアリングが交換されておらず、双方のミスマッチが原因(=アタリが悪い)じゃないかと思います。ステムベアリングの交換は素人の方にはなかなか難しい為、車種が違っていても同じ寸法のベアリングを使っているのならそのまま装着してしまうという事が多いんじゃないかと思います。

それよりも気になったのはエンジン、それもクランクケース側からだと思われる異音です。エンジンが冷えている時には音が出ていなかったのですが、今日は気温も高かった事もあり、信号待ちでエンジンから熱が上がってくるのが気になり出した頃、水温計の針が丁度中央まで上昇した時くらいから乾式クラッチの音に似た、カラカラという比較的高い感じの音が出るようになりました。これはシフトがニュートラルでも、1速でクラッチを握ったまま止まっている状態でも変化はありませんでしたのでシフトやシフターフォークのトラブルではないと思います。

マズイ状態になりそうな予感があり、ちょっとドキドキしましたが、エンジンをなるべく回さず店まで戻りました。因みにガンマ400は5000rpmちょっとからパワーバンドに入り、レッドゾーンは10000rpmからとなります。今日は回しても6000rpmをリミットにして抑えて乗ってましたが、10年も動いていなかった2ストロークエンジンは今のところ全く信用しておりません。

オーナー様には話しておりますが、長年止めてしまった旧車は多くの部分をやり直さないと駄目な場合がほとんどで、4サイクルの車両だとしても、最低でも腰上はO/Hしないと良い状態で乗る事は不可能じゃないかと思います。

今までにCB550やW1SA、そして今も作業しているGS550などが良い例で、並行輸入車は勿論の事、国内車両でも長期保管車両ははっきり言って直ぐに乗れる状態なんてことはまずあり得ません。個人の方がオークションなどで購入した車両は120%駄目だと断言できます。

しっかりとした技術力のあるショップさんで面倒を見て貰い、昨日まで普通に乗ってました、みたいな車両であれば何も心配する事は無いかもしれませんが、個人売買で入手する単車なんてものはあくまで”レストアベース”でしかなく、車体を購入してからも相当な時間と手間、そしてお金を突っ込まないとマトモにならないのが世の常です。

それが嫌なら旧車に乗るのは辞めるか、本当に信頼出来るお店で、そこそこ高価な値段で車両を購入するしかないのです。


異音の原因で考えられる事としては、クランクを支えるベアリング、もうしくはクランクのシャフト自体が振っている、というこの2択。
クランクベアリングを交換するのは2ストローク車両では比較的多いですし、走行距離が約3万キロですからボチボチといった感じはします。

またシャフトが振っている場合は、クランクケースリードバルブ式のエンジンの場合、ガンマの場合は4つのローターリーバルブが回転している訳ですが、シャフトが曲がっているとまずはこのロータリーバルブがケース側に干渉し、擦れた跡が残る事が多いようです。それが酷くなるとロータリーバルブが粉砕してクランクケースの中に飛び散り、敢え無くエンジンブロー、という事になります。

大阪にいるTERUは1年間のカナダでの単車屋修行時代、RG400/RG500のエンジンを腰下からフルオーバーホールした事が何度もあると聞いてます。ミッションオイルの粘度を間違え、T/Mをぶっ壊して店までずっと押して帰った事がある(笑)とも言ってました。彼はこのスクエア4エンジンに関しても高いスキルがあるのでとても助かります。

2ストロークエンジンは部品点数が少ないですし、特にこのスクエア4は整備性が高いので修理は難解ではないと考えます。しかし、エンジン内部部品の入手は海外を頼る他無いと思いますので時間はかかる筈です。
このまま暫くの間だけでも動いてくれると良いのですが、そればかりは分かりません。
取り敢えずはキャブレターを外してまずはロータリーバルブに傷が無いか、のチェックとなります。

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1番シリンダーからの排気に混ざるオイルが多過ぎるのも気になる訳ですが、、、続きます。

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