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MARUMASU Motorcycle Lounge.

2006 - 2022 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 2017 Fastest EV Motorcycle in Colorado Mile Race.

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GS550E改 / RG400Γ。

雨が上がり少し気温が下がりました。

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ボチボチハーレーの作業に戻らないといけないのですが、国産車の作業を引き摺っており、2台あるGS550の作業もなかなか進んでおりません。
プロジェクトバイクでもあるGS550E改は外注様の手を借りつつ水面下で進んでおりますので、ひとつづつでも工数をこなしていかないといけません。

そんな訳で、所有していた41Φステムをパウダーコートに出す為ステムベアリングレースを外す訳ですが、ロアステムのレースはなかなか厄介なのはご存知のとおり。皆様どのような方法で抜き取っているのか分かりませんが、強固に固着している場合当方は下記の方法を使って外します。

まずはベアリングのケージをタガネを使って破壊しベアリングのローラーを外しレース単体にします。嵌め合いの寸法交差が緩い場合はレースを叩くだけで外せますが、どうにもビクともしない場合、画像のようにサンダーで溝を掘ります。その際ステムアクスルシャフトまで削ってしまわないよう注意します。

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レースを叩く為の溝がロアステム側に切ってある事はまずあり得ないので、レースのミミの部分をタガネで叩いてレースを浮かせます。

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ここまで外れたら後は簡単です。ベアリングレースにサンダーで溝を入れるか入れないかで外す時の手間に大きな差が出ますので宜しければやってみて下さい。

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因みにこのステムはロアが鋳鉄です。合わせ目にバリが出ており格好悪かったのでサンダーでざっくり面取りしました。ステムは七分艶の黒でパウダーコートをして頂きます。

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交通事故案件のスクーターですが、壊れた部品を注文する為パーツリストを入手。20年も前の2ストローク車なのですが、部品の価格は当然値上がりしているであろうと思い、まずはメーカー在庫を調べました。

まぁ予想はしておりましたが、ほとんどの部品は廃番で外装は全滅でした。修理する事は不可能に近いので同モデルの中古車への乗り換えを相手方の保険屋さんに連絡し、後日相談という事になりました。

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そうこうしているとスクーデリア・オクムラ様からハイパープロのリアショックが到着。FXRに乗っている関東のお客様からご依頼を受けていたサスペンションになります。

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ビギーパックの無いシンプルなエマルジョンタイプで長さは13.5インチ。内部はオクムラ様の”MEフルチューニング”を施してありますので市販品のハイパープロとは構造自体が異なります。

FXR純正スイングアームのリアショック取付マウントは「コ」の字型をした特殊なものですが、当店取り扱いのハイパープロではエンドアイのアルミカラーを旋盤加工して寸法を合わせてあります。ですのでボルトオンでお使い頂けます。

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通常”オクムラ仕様”のハイパープロはアジャスター2箇所がブルーのアルマイトとなっておりますが、今回は特注して頂きブラックのアルマイトを施してオールブラック仕様にしました。因みに市販品のハイパープロはゴールドアルマイトになります。

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さて、ここからはRG400ガンマの続き。ETCの電源はフューエルタンクの燃料計から引き出すつもりでしたが、8.3VしかなくてETCが動作せず。仕方ないのでテール側のハーネスから引き直しました。

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ETCのセンサーハーネスは長いので丸めてバッテリー上部の空間に収める事にしました。どうしてそうしたかというと、、

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RG400は4気筒故3番4番のチャンバーがサイドカバーの内部を貫通しています。バッテリーはこのリア側チャンバーの間に挟まっているという、ある意味無茶な設計になっています。どうしても熱的に厳しい為、ハーネスをサイドカバー内に隠す事が出来ないので上記の処理とした次第です。

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ラジエターキャップから冷却水が漏れていました。ラジエターキャップは水温で弁が動作しますから”タダの蓋”では御座いません。ここは純正新品が入手出来ましたので迷わず交換。

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続いてはブレーキ回り。比較的綺麗ですがパッドグリスは使っていなかったのでグリスアップ。

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それよりも気になっていたのはこのブレーキホースの捩れ。どう見ても180度回って装着されてしまっております。機能的には問題ないかもしれませんが、これは格好悪過ぎて戴けない、、一度ホースを外してやり直しました。

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流用された足回りはGSX-R用です。知っている方は知っていますが、初期型GSX-Rはフロントタイヤを外してからでないとフロントフェンダーが外せません、、何故こんな構造なのかいつも理解に苦しみます。

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リアブレーキランプが点灯しなかったのは単純にブレーキスイッチのバネが外れていただけでした。

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フロントフェンダーの取り付け穴はサイズ違い。中華製故なのかどうか知りませんが、カウルを装着する際に使う純正のプラスチックカラーを流用してサイズを合わせました。

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折角フロントホイールを外したのでホイール側もチェックします。

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ホイールベアリングに指を差し込んで回してみたところゴリゴリした違和感があります。国産ベアリングは安価ですからここは交換しておく事にしました。

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錆も出ていませんしグリス分もしっかり残っているのですが。まぁ10年動かさずに一箇所に車重が集中したままだったでしょうから走り出してからトラブルが出る可能性も多々あります。車両を長期保管する場合は、前後共にレーシングスタンドで浮かした状態で、サスペンションやホイールに負荷をかけないというのが本当はベスト。

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続きます。

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