2022.03.10 Thu
'97y DUCATI 900SS FE / TC88 FXRP / '79y GS550。

濁った水が透明になるまで流し続け、1回目はこの有様。

たまたま出てきた塊を見て納得、これはレーシングカーの安全タンクに入れるスポンジじゃないかと。ドカティは元から入っているのか、それとも誰かが入れたのかは定かではありませんが、多分そうだと思います。

結局”かけ流し”で3回洗浄。途中スチーム洗浄も行なっています。

100%抜き取る事は不可能ですが、内臓フューエルポンプにはフィルターがあるのでスポンジ片がキャブレターに流れ込む事は無いと思います。実際キャブレター内部は綺麗でしたから。
しかしインタンクポンプでガソリン空のまま10年も放置してあったら壊れていても全くオカシクありません。エンジン始動出来なかったらアウトです。
ドレンが無いので灯油ポンプで水を抜きました。

タンク内部の平らな部分ではほぼ撤去出来ています。


続いてTC88 FXRP。油圧クラッチホースを組んでフルード注入、エア抜きして完了。リザーバータンクは左右均等にしたかったのでブレーキマスター用のスモークタンクをセット。

エンジンを始動する為適当なマフラーをセット。バッテリーが弱くてなかなか始動出来ませんでしたがなんとか無事火は入りました。

油圧クラッチにするとクラッチのキレが良くなるのは当然ですが、レバー操作も軽くなります。しかしこの車両は重いままだったのでクラッチを見てみたところ、プリモのクラッチバスケットにシルバーの強化スプリングがインストールされていました。ノーマルのTC88エンジンにシルバースプリングは不要なので、ブラックの後期型(クラッチ操作を軽くする為切り欠きが入っています)に交換。
これで指2本でクラッチが切れるようになりました。

TC88 FXRPの作業はもう少し続きますが、明日以降は仕事を依頼された同業者様と共同で作業を進めます。取り敢えず自分が頼まれていた箇所は予定通り終了したのでちょっとホッとしました。
で、閉店後はGSのシム調整(タペット調整)を行いました。




調整終了。前回はエンジンを組んだばかりだったのでクリアランス大きめで調整してありましたが、数十キロ走らせているのでスズキのサービスマニュアルによるところの規定値小さめに調整し直しました。

続きはまた明日。

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