2022.01.22 Sat
TC96 FXRS T-man555TQ カム交換。
で、入れ代わりにTC96 FXRS。カムの交換です。



こちらはアウターテンショナー。まだまだ大丈夫です。


カムサポートプレートやオイルポンプ、ピニオンシャフトに至るまで恐ろしく綺麗です。乗り方が優しいのかどうか分かりませんが、この車両を造ってから何年経ったのかさえ覚えていませんが、こんなに綺麗なのは稀です。

当然ですがインナーカムベアリングは交換します。前期タイプが装着されていましたのでS&S製の後期タイプを使いました。


カムは表記のとおりT-man performanceの555TQ。低〜中速重視のトルク型ボルトインカムとなります。


全ての程度が良かったので事後判断にはなりますが、今回カムサポートプレートやオイルポンプはストックのままとなります。


次いでの作業になりますが、ダイヤモンドE/G製のトランスフォーメーションキットを使って主な箇所をステンレスボルトに交換します。綺麗な車両ですが更に見栄えが良くなる事間違いなし。

今回タペットもそのままですが、タペットカバーボルトを交換するタイミングは今しかないので交換。


カムカバーやロッカーカバーボルトもダイヤモンドの12ポイントに交換しました。


FXRの作業で何が一番面倒臭いかと言えば、やはりエンジンフロントマウントの脱着だと思います。エンジンの作業を行う場合、リアバンク側のロッカーカバーとフレームバックボーンにクリアランスが無い為、フロントエンジンマウントを外してエンジンを下げないと作業が出来ません。TC88/96のダイナやツーリングなどではクリアランスが有るので必要の無い作業になります。

レギュレター裏側はヒビ割れてきていますが、ツインカム用の純正レギュレターは99%壊れる事がありません。エボ用のレギュレターは数年に一度は壊れる”消耗品”ですが、3相になってからのレギュは全くパンクしなくなっています。
外したコネクター部分には接点復活剤をスプレーしています。

エンジンは今日中に完成しましたが、序でにT/M回りのボルトもステンレスに交換しておきます。とはいえ工具が入る範囲だけですので全て完全交換している訳ではありません。

なんならクイックで仕上げて、そのまま乗って帰って貰おうかとも考えていたのですがちょっと無理でした。笑
カム交換作業で最も簡単なのがTC96エンジンで、TC88→エボリューション・ショベルと古くなるに従って使うSSTも増してゆき調整する箇所も増えるので作業時間が嵩みます。
今回この車両で言えば大体6時間前後ですが、ダイナなら5時間位で出来るんじゃないかと思います。

明日仕上げます。

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