2022.01.14 Fri
BP 87 FXR〜ウインカー配線引き直し。
そんな本日、クシタニ様からプレゼントが届きました。毎年必ず1月14日に届くように手配して頂いているようで、気を遣って頂いて誠に申し訳御座いません。まだまだレースに行けるようなご時世では御座いませんが、いつの日かまたボンネビルにご一緒出来る日を楽しみにしております。

で、作業です。

もう一度ハーネスを見直し抵抗を入れました。


この状態でウインカーが点灯しっ放しになったので、消費電力不足が原因であるという事が何となく分かりました。で試しにフロントウインカーのみ電球式に交換してみたところ、問題なく点滅しました。

更に小さいLEDウインカーで試してみると点灯すらしません。これで電力消費量を大きくする(=抵抗値を増す)事で動作する事が確実になりました。

フロントウインカー側に2個、テールウインカー用に1個の合計3個コンデンサーを割り込ませてみましたが、やはり点灯するだけで点滅しません。で、更にバッドランド製のイコライザーも追加したところ、ようやく点滅しました。

これで動作するようになりましたが、追加したコンデンサーやイコライザーを何処かに取り付けしないといけません(因みにコンデンサーはかなり発熱します)。そのうえ追加される配線が沢山あるので、シート下などに空きスペースの無いFXRでは綺麗に隠して配線する事は難しいです。ただ、幸いこの車両のサイドカバーは"NESS"なので、カバー内に収まる程度に纏めたいと思います。

まぁ今回は自分の無知もあって苦労した訳ですが、TC88/TC96車両ならいざ知らず、FXRでのLEDウインカー化はコンデンサーやイコライザーの追加でスペース的な制約も大きいので当店ではあまりお勧めしません。細くてシンプルな純正メインハーネス用にフレームやガスタンクは設計されてます。加えて言えば、もう30数年前の古い車両ですから、ヘッドライトもH4レンズの方が似合うと思いますし、ウインカーもオーソドックスな電球タイプの方が個人的には好きですね。
まぁ個人の趣味嗜好ですので当方がトヤカク言う事ではありませんが、抵抗などの部品が増えれば、その分部品が壊れて動作しなくなる可能性はどんどん増していきます。当店が古いエボFXRで不必要な配線を”間引く”のもそういったマイナートラブルを少しでも避ける為の一工夫です。
因みにですが、LEDやコンデンサーの類は中国や台湾で製作されている事が多く少なからず壊れます。電球式であれば電球が切れるトラブルしか起こらないのでトラブルシュートが簡単です。LEDは切れないから、と思っている方がいたら、それは大きな間違いです。”MADE IN JAPAN”のものだとすれば信頼出来るし長寿命ですが、ハーレーの部品に限ってそれは皆無です。
ま、LEDにしたけりゃご自身でドウゾ。笑

念の為注文しておいた初期型FXR準拠のリアブレーキマスターが届きました。流石のV-TWIN製ですのでメッキギラギラです。

セットしてみた雰囲気はこんな感じ。FLT用だとフレームに干渉してましたが、FXR用は当然ですが干渉しません。

続きます。

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