2022.01.10 Mon
三連休3日目。

リングギアはリベット止めですが、このリベットは比較的柔らかい材質のスチール製。当然再使用する事は出来ません。

部品取りのシェルからは上手く外す事が出来ました。

続いてこの車両に元々付いていたツインカム用のシェルから66Tリングギアを外す訳ですが、リベットが動く前に、クラッチシェル自体が割れました、、FUCK OFF。

仕方無いので在庫のクラッチシェルを引っ張り出し、ニコイチ、もしくはサンコイチでシェルを組み立てます。

取り敢えず組み合わせたシェルをセット。スターターピニオンギアも9Tから10Tに変えました。クラッチシェル側のスターターリングギアとピニオンギアの位置関係は正しい位置にあります。車種によってはこのオフセットが合わないものもあるので注意が必要。

クラックの入ったクラッチシェルからまだ使えるハブだけを抜き取ってみたのですが、なんとクラッチハブベアリングを圧入する際、プレスで裏側から押し過ぎてベアリング止めのストッパー部分がガッツリ欠けて無くなっています。これだとクラッチバスケットが左右方向に動いてしまう事になります。
当然破片が見つかりませんでしたので、以前この車両を作った際に失敗して、そのまま組んであったものだと思います。この車両はアメリカから輸入された際もTC88エンジンを搭載されていたようですが、2度連続でスターターのワンウェイが破損しており、①スターターリングギア比の不適性+②クラッチバスケットが左右方向に動いてしまう事によるギアの噛み合わせの悪さ、この2点が原因でトラブルを誘発していた、と考えられます。

取り敢えずエボ後期の1次ドライブで仮組み。まぁこれでも問題は無いのですが、ツインカムになってからのクラッチ板自体の直径はエボ時代に比べると大きくなっており、その分クラッチの効きは良くなっています。この車両は排気量が131cu"もあるので、クラッチは強力であればあるに越した事は無い訳です。
純正部品流用するにしても、部品自体の良し悪しを考えながら組み合わせないといけません。「合えば良い」という程度の低い次元で組んでいるとストックエンジンならなんとか持つかもしれませんが、大排気量のエンジンやチューンドエンジンでは全く以って役に立ちません。

もう少し悩みます。
