2021.12.25 Sat
今年も残すところあと僅か。


埃まみれで真っ白な状態でしたが、綺麗にしてみると予想通り程度は悪く無い状態です。メーターの走行距離は2万キロですが、多分実働距離だと思います。何処にも一切手の入っていない、非常に珍しい国内仕様のフルオリジナル車両です。


キックアームすら降りない状態ですが、この車両は左側に激しく転倒しており、前後ウインカー、マフラー、チェンジレバーなどが傷んでいます。オルタネーターカバーも陥没しているので実はクランクが回らない原因はここなのかも、と考えています。多分転倒して不動車になったので、そのまま「御蔵入り」したのではないかと思っています。

どちらにせよエンジンを開けないといけないのでまた来年です。

年内に火入れする!と豪語した此方のケニーボイスフレームのプロストリートFXRですが、案の定この有様です、、とはいえこのお正月中にも進めたいので店内へと移動。オイルタンクマウントやガソリンタンクなど、ワンオフしなきゃならない箇所が数多いのでなかなかどうして進みません。

オーナーさんからお預かりしていた2個のアルミタンクをテルに預かって貰っておりましたので、先日大阪出張の帰路引き上げました。なんかデカいなぁ〜と思っていたのですが、やはり大き過ぎやしないかと。このフレームに装着するのであればタンク底板を加工しないと駄目です。

BP 87 FXR。公認所得の為の資料は全て発送したので、あとは陸運支局からの返事を待つばかり。車体を持ち込むまでに細々したところを仕上げます。


苦労して製作したブレンボのブレーキマスターですが、H-D4ポッドキャリパーのピストン容量には足りないようで、エアが抜けてもスカスカです。純正準拠のマスターじゃ無いと到底要領が足りないようなのでマスターは要変更となりました。残念。

公認所得資料の撮影の為分解していた1次ドライブ。それも終わったので組み直します。

BAKERのT/Mで最も気を遣うのがこのシフターアームのレバー比調整。ここが上手く調整出来ていないと折角のBAKERでも”宝の持ち腐れ”という事になります。実際はエンジンを始動してシフトを操作してみないと分からないのですが、停止した状態で如何に追い込んでおけるか、が肝になります。
右手でT/Mメインシャフトを回しながら、左手でシフトアームを操作するのですが、たっぷり時間をかけて調整を行いました。
インナープライマリーを装着してしまうと非常にやり難い箇所ですので、出来れば上手く調整出来ていると良いのですが、、



ここ数年、H-Dディーラーさんではほとんどの部品を在庫しない方向に転換されております。よってガスケット類も一切在庫はお持ちではないので自店で在庫するのが何処のショップさんも常ではないかと思います。

因みにこちらは国産車のガスケット類。GSX-R / CB550 / GS550 / W1用を在庫するように心がけています。純正デッドストックのものは海外を通じて入手しています。なお国産車のガスケットのみ販売は行いませんので悪しからず。

続きます。

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