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MARUMASU Motorcycle Lounge.

2006 - 2022 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 2017 Fastest EV Motorcycle in Colorado Mile Race.

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BACK TO THE 2004。

廃棄するHDDを整理していたら懐かしいデータを見つけました。彼此20年前のお話です。

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まだマルマスをオープンする前、国交相の環境アセスメントの仕事する傍ら趣味で製作し始めたのがこの'89y FXLRでした。

当時FXRなんかに目を向ける人間はほとんどおらず、今では信じられないでしょうが、30万円も出せば車体の入手が可能な程の不人気車でした。このLRがアクアグレーの外装になり、現在と外観がほぼ同じ感じに仕上がったのが2004年だと記憶しているので、多分1999〜2000年頃に車両は手に入れたんだと思います。

因みに当方が18歳で自動車学校に通い始めた当時新車でFXRが売っていました。白エンジンのFXRが98万円で、唯一100万円以下で買えるビッグツインでした。まぁその頃はFXRなんて格好悪くて嫌いでしたが、、

ショベルのFXSローライダー&FXBスタージスが発売されたのをリアルタイムに知っているので、当時欲しかったのは後に入手する事になるショベルヘッドのFX系だったと思います。
最初スポーツスターに乗っていましたがやはりBTに乗りたくなり、でも安く買えるBTはFXRしか無かった、というのが実際のところ。格好悪いからノーマルで乗る気は全くありませんでした。

"Pro-Street Harley Davidson"という名前でHPを立ち上げて改造の様子をアップしていたのが丁度この頃。まだSNSやブログというものが無かった時代ですので、HTMLでウェブを書いておりました。PCに長けた人間でないとインターネット上にHPを公開するのはちょっとハードルが高い時代だったと思います。

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購入当初はストックのFXLRでした。ですのでフロント21”スポーク+リア16”ディッシュという組み合わせ。それまで乗っていた4速エボXL1200と同様、走りに重きを置いたカスタマイズをしようと国産車の足回りを使う事にしました。しかしながら、当時BTに前後17インチを組み合わせる、という馬鹿は誰もいませんでした。

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フロント回りこそOW01の倒立フォークを使って17インチ化されてますが、リアはまだどうしたら良いか分からずストックのままになっています。

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この頃はアセスの事務所を立ち上げておりましたので、事務所裏側の駐車場が作業場所でした。

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ここではJMCのスイングアームを入手し、アクスルシャフト回りをワンオフして国産17"ホイールを装着しています。

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リアタイヤは200幅だったのでチェーンラインを出すのにとても苦労したのを覚えています。結局5ミリ右側にオフセットするのを妥協したと記憶しています。

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最もアタマを悩ませたのがリアフェンダーで、200幅のタイヤをカバー出来るリアフェンダーが無いは勿論の事、そもそもFXRはシートフレーム自体の幅が狭い為、タイヤをクリアする事が出来ません。
で、考えに考え抜いた結果がシート自体をカウル形状にし、フレームに被せる、という方法でした。フレームのフェンダーストラット部分はカットしました。因みにこの構造に辿り着くまでに数年かかりました。

カウルは現在”エイシックス”さんでご活躍されている田中さんが”HOT-DOCK”さんで修行していらっしゃる時、ざっくり大まかな形状をアルミで製作して頂き、あとは自分でエッジの形状を決めて切り詰め、叩いてリブを付けました。
アルミを自分で成形するのは初めてでしたが、思いの外上手く出来たような気がします。

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この頃には事務所は立退になり、今も住んでいるオンボロな借家に引っ越しています。庭に屋根を作って取り敢えず雨風を凌げるようにして作業していました。

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シートの横の処理をどうしようかと最後まで悩みました。結局画像のようにNESSのサイドカバーに沿うようなカタチに成形してフレームが見えなくなるところまでカウルを被せました。今でもこれで良かったと思っています。

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で、”ブロズカスタムペイントショップ”さんでアクアグレーにペイント。最初はこの1メーターダッシュのガソリンタンクで製作していました。

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シートカウルも見事綺麗にペイントされました。今なら手軽にFRPで製作していたかもしれませんが、やはりアルミ製に拘りたかった。ボンネビルでもずっとこのシートカウルを使っていましたが、一度もクラックが入らなかったのはアルミで製作したからこそ、だと思います。

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テールランプステーが無かったのでアルミで適当に製作してFRPで接着、安価な汎用テールランプをセットしています。後には同じHOT-DOCK様のビュレットLEDテールランプに交換。

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この頃、第一回目の開催となる"FXR-MEETING"なるものを控えておりまして、ミーティングを企画した以上は何が何でもこの車両で自走していかなければ、と思い、必死で作っていたような気がします。

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なんとか完成。登録は間に合わなかったので仮ナンバーでした。この頃はLRのストックエボの1340ccでしたが、自分で初めて組んだエンジンだったような気がします。今でこそ数え切れない程のエンジンを組んでおりますが、始まりはこのFXLRだったという訳です。

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現在のFXLRは”完全レース仕様”のままですのでまぁ良くも悪くも”酷い事”になっています。
このあとエーデルブロックのヘッドに交換するのですが、この頃の雰囲気が一番好きでした。時間が許せば元に戻したい、とも思うのですが、レースに向け作り込んだ手間を考えると、なかなかどうして戻せないのが本音のところです。

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このままのカタチで当時、津の陸運支局に持ち込み新規登録を行いました。フロントブレーキがシングルかダブルかで一悶着ありましたが、問題なくクリアしています。

馬鹿程画像が残っていて面倒なので、全てアップしておきます。

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今ほど沢山の工具を持っていませんでしたし、作業場所は軒先で、夏は蚊と戦い、冬は寒さを我慢しながらの作業でしたから仕上げるまでに3年位掛かりました。しかしながら素人でも頑張ればここまで出来ると言う事だと思います。

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当たり前ですが、まさかこの数年後に車両をアメリカに持ち込んで、レース、それもあのボンネビルに挑戦する事になるとは全く想像すらしていませんでした。人生何が起こるか本当に分かりません。

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