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MARUMASU Motorcycle Lounge.

2006 - 2022 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 2017 Fastest EV Motorcycle in Colorado Mile Race.

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'93y 90th XL1200 まさかのリカバリー作業。

「天国から地獄へ」真っ逆さまな本日で御座います。

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今日も天気が良かったのでXLを纏まった距離走らせるつもりだったのですが、暖気しているとシリンダーベースからオイル漏れしている事に気がつきました。ヒートサイクルこそ何度もやってはおりますが、走行はたったの7キロです、、

まさか組んで直ぐにベースから漏れるとは思わずショックを受けましたが、オーナーさんにお渡ししてからじゃなかったのは不幸中の幸いです。で、速攻で分解。

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前後共にピストントップにオイルが付着してますが、オイルラインからのリークと、あとピストンリングのアタリがまだ付いていないのも若干あるのかもしれません。

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もう少し走らせてからキャブのジェッティングを確認するつもりでしたが、たった7キロ、2000rpmで走らせただけで極の部分が真っ白でした。ジェットを確認したところ何故かストックよりかなり小さいスロージェットが装着されていましたのでスローだけ#40→#45に戻しました。O/H前にギクシャクしていたのはキャブレターにも原因があったという訳です。
ナラシ中は出来れば気持ちリッチな方が安全なので、ニードルジェットもお馴染みの”嵩上げ”しておきました。

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振出に戻りました。

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今日のところは此処迄で止めるつもりでしたが、明日もクイック作業が入ったので前倒しします。

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各種シリンダーベースガスケットです。メーカーや材質は様々で、何処のショップさんでもお気に入りのものがあると思います。XLスポーツスターのH-D純正ベースガスケットの場合だと#A/B/C/D番まで対策されており、材質が古いものにまた戻ったりと意味不明な変貌を遂げております。それは性能アップなのか、それとも単なるコストダウンなのかは知るよしもありません。

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XLの場合、ベースガスケットの幅が極端に狭く、ガスケットの当たり面積が少ないのが特徴です。エンジンの振動も4カム特有のパルスなので、BTよりも漏れやすいのではないかと考えます。本来であればシリンダーのベースサークル部分をもっと肉厚にして(極端なハナシ単純な四角形でも良い訳です)、オイルライン部分のガスケット当たり面を増す事が出来ればベストだと思います。デルクロンのシリンダーはそのような形状になっていますよね。

今この文章を書いていてふと思い出したのですが、ひょっとするとラバーマウントスポーツになってからのXLシリンダーのベースはリジットXLよりも太くなっていたかもしれません、、間違っていたらゴメンナサイ。

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今回漏れた原因として考えられるのはシリンダーを組んでからヘッドを搭載するまでの時間が空き過ぎた、という事だと考えます。シリンダー単体に適正トルクをかけてはいましたが、純正クロームヘッドボルトの手配を誤った為、24時間以上ストップさせた事が問題だったと考えます。当然ながら自分のミステイクです。

使っていたベースガスケットはH-D純正でしたが特に問題ないと思います。がしかし、同じ材質で組むのはなんとなく嫌な感じがするので材質を変更して組みました。材質は異なりますがやはりH-D純正を使っています。

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H-D純正ガスケットは多数在庫しているのでヘッドまで一気に組みました。

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ロッカー回りのガスケットが欠品している為、明日の部品入荷待ちです。

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