2021.11.17 Wed
'03y CBR600RR 完成。
で、一昨日仕上げられなかったCBRの続きの作業です。日本車の場合ハーレーほど手間を喰う事はあまり無いので、さっと仕上げて早めに引き上げて頂きます。

クーラントを交換する為ロアとミドルカウルを外しました。CBRの場合ウォーターポンプは左側ステップの前方に位置しており整備性は頗る良いです。まずはドレンボルトを外してそこからドレン。といっても出てくる量は微量です。

メインはこのシリンダーの前方に位置したドレンボルトなのですが、2番エキゾーストパイプの丁度真後ろに位置している為マフラーを外さずにボルトにアクセスするのは至難の技。当方は手も小さいのでなんとか指先が届きましたが、普通は無理だと思います。ボルトを抜くと勢い良く冷却水が飛び出します。

ドレンし終わってからもラジエター給水口からエアーを吹き込み、出来る限り古い冷却水を抜き取ります。クーラントは思っていたより汚れていなかったです。保管場所のガレージ環境が良かった事も大きいかと思います。

で、クーラントを注入。右側のラムエアダクトが邪魔になるので外しています。


あとはエンジンを暖気し、ブリッピングをしてエア抜きを行います。普段は空冷エンジンばかり作業しているので水冷エンジンだと一手間多くなるので面倒です。

このCBRにはアッパーカウルのダクトカバーが付いています。しかし中華製タンクカバーのせいか、あちらを合わせば此方が合わず、、、


水曜定休日に限って何故か荷物が大量に届きます。つい先日オーダーしておいたZipper'sのトラップドアが速攻で届きました。

見て下さいこの厚み。ストックのボルトでは長さが足りなくなるので専用ボルトが付属しています。

裏側のベアリングサポートのところまで全てひとつの部材からマシニングで削り出しています。まぁ高価でも納得出来る作りとなっています。素晴らしいなぁこのパーツ。

ウチに転がっているエボ4速XLケースを使ってフィッティングのチェック。精度も完璧です。流石はZipper'sですねぇ。こんな場所に”大枚”を叩いて頂けるお客様が居て本当に有難い限り。エンジン内部パーツは見える訳ではありませんが、良い部品を正しくチョイスすれば、必ず恩恵が受けられます。

で、CBRは完成しました。

あとは時間をみて走らせ、納車させて頂きます。

W1SAも納車の準備が整いました。あとは佐賀まで走るスケジュールを調整するだけです。

夕方からはJIMS131 TC-FXRの業者さんと打ち合わせを行いました。2次ドライブの話になったので店に在庫しているスプロケットを引っ張り出したのですが、これだけ持ち合わせがありました。
レースで戦うという事は、とてもお金の掛かる事だと分かるかと思います。

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