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MARUMASU Motorcycle Lounge.

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'04y FXDLI 燃料ポンプ交換と吸排気回りのトラブル。

本日もクイック対応です。

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今回の修理はインジェクション車両なのでトラブルの症状が複合的で、複数の原因が密接に関わっている可能性があります。当初はサンダーマックスの不具合ではないかとのご相談をお受けしましたが、入庫時、あからさまに燃料ポンプからの異音が出ておりましたのでまずはそこから潰していく事にしました。
正しい燃圧が確保出来なければ、ECMがいくら補正しようとしても無理です。

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まずはガソリンを抜く事から始めます。インジェクション車両の場合は燃料コックがありませんので給油口から抜きます。オールドスクールです。

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燃料ポンプの修理は今回で3台目?位かと思いますが、地味に改良されています。

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サンダーマックスをPCにリンクしてデータを確認します。

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何度かデータをリロードしてみたり、違うデータに交換してみたり。ファームウェアも2008から2012にアップデート。

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当初は前後のO2センサーの異常というエラーが出てましたがポンプ交換後は一切出なくなりました。しかしながらA/F値は動かないので、まずはフロント側のO2センサーのみ交換。因みにO2センサーは消耗品ですので一生使える訳ではありません。

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サンダーマックス本体も交換してみましたが、症状は一向に変わらず。異常に燃料が濃い状態で、店の中に居られないほど目が痛いです。。

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CPSやTPSといった主要なセンサー類も疑ってみました。スロットルボディはヘッドブリザーの戻りオイルでベタベタの真っ黒け。インジェクションの車両は全てブリザーをインテークに戻していますが、とても汚れてしまいますしセンサーが誤動作し易いと思います。
車検上この方法しか仕方ないとは思いますが、実際はスロットルに戻す以外の方法の方が車両には適正であると感じます。
そんな訳でスロットルボディ内部もクリーニング。

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全てのセンサーコネクターを一度外して接点復活剤をスプレーし、サンダーマックス側での微調整も行ってみましたが、一向に改善されず。O2センサーが拾っている値はセッティングという言葉からは程遠い無茶苦茶な数字ではありますが、実は正確な値を拾っているのであって、凄まじく濃い排気ガス故現在の状況が続いていると判断します。

最も怪しいのはやはりTPSセンサーですが、生憎当店にあるセンサー類はTC96のもので若干形状が違います。
様々な方法でチェックを行っておりますが、後半からはエラーコードを吐くようになり、メーターでリセットしても全く同じコードが出るようになっているのでそのあたりが最も怪しいと踏んではいます。
あとはインジェクター単体での評価がどうか、というところですが、まずは何よりTPSセンサーを入手してみて試してみたいと思っています。

入庫時は片肺のような”エマージェンシーモード”(実際は何と呼ぶのか知りません、、)でしたが、今は異常にリッチなものの前後ともに一応燃焼はしています。

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そんな訳で今日中に仕上げるつもりでしたが、お預かりする事になってしまいました。誠に申し訳ないです。

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