2021.09.28 Tue
'92y FXRS-CON / '76y CB550four / '08y T-man 107" FXDB。

入れ替わりにCB550フォア。此方は明日の納車予定です。

セルスターターのボタンが押したまま戻って来ないのでキック始動しか出来ません。スイッチボックス内部を確認してみたところボタンを固定している透明プラスチック製のカバーが劣化して粉々になっていました。このカバーがスイッチのスライド端子を保持しているのでどうしようもありません。

バルブタペットクリアランスを調整するのでスパークプラグを外します。4番だけ白いのですが、これはプラグが緩んでいたからです。

ポイントカバーを外して圧縮上死点を出します。点火はDYNA-Sとなっています。


各気筒のIN/EXのクリアランスを調整します。大きく外れている箇所はありませんでした。

そうこうしているとS&S ステルスエアクリーナー到着。

で、装着。1991から1992y FXRのモデルではケース側とヘッド側の両方にブリザーがあります。

CBに戻ります。国産車のメインハーネスはビニールテープ巻きなのが普通。エンジンからの熱でベロベロに剥がれてきたりします。

旧車はありとあらゆる箇所に接点復活剤で処理しておきます。

布テープで巻き直しました。このテープは高年式ハーレーの純正ハーネスにも使われているものと同素材の、収縮性と粘着性に優れたものです。自分のレーサーでもハーネスを纏める際は多用しています。

ブレーキフルード交換。

先日購入した”モノタロウ”製のブリーダー、最高♩です。容器にフルードが入っていない状態でも転けないので頗る快適。ロック機構も優秀です。ブリーダーを購入するなら絶対にオススメです。

CB550フォアのカムチェーンテンショナーはオートマチック。一応ロックナットを外して触ってみましたが、変化は無し。

取り敢えずカタチになりました。

カムカバーから出ているブリザーホースを延長し、ワンウェイバルブをセット。試しに装着してエンジンブレーキの効きの違いをチェックしてみます。これ凄く調子良いのですが、高価なのがネックです。



田んぼの傍にキックスタンドで停め、燃料コックONのままにしておいたらキャブからオーバーフロー、、まぁこれも旧車なら良くあるパターンです。

CBのキャブレターを修理する前に、飛び込みのクイック作業。T-manのCNCヘッドを搭載した'08y FXDBです。エンジンオイルとプライマリーオイルをささっと交換して作業は終了です。

夜になってからFXRS-CONを納車させて頂き、其の後もCB。オーバーフローしているのは3番キャブレターだけなのでキャブは外さずにフロートボウルを外して作業。狭い箇所なので少し厄介ですが、キャブレターを外す手間を考えたらマシ。
結果から言えば無事止まりました。

昼間しか乗っていなくて気がついていなかったのですが、ブレーキランプは点灯するものの、ポジションランプが点灯していません。

イロイロ配線を追って行ってもオカシイところが無いので???でしたが、結局はポジション用の12Vを供給する茶色の配線がメインハーネス側で死亡しておりました。

数十年前の車両でメインハーネスの劣化は致し方無い訳で、リプロのハーネスがあるのであれば交換する事がベストです。しかしCB550はあまりにマイナー車両なのでありません。今回はポジションランプ用の12Vを別経路から引き直して対応致しました。

無事点灯。

なんとか明日の納車には間に合いそうですかね。

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