2021.09.23 Thu
'92y FXRS-CON ウインカーとハンドル回りの交換。
正直なところここ数年で新規参入してきたアフターパーツメーカーのものは全く信用しておりません。個人的な主観で言わせて頂くと、レースで使えるかどうかがひとつの判断基準となっています。とは言えお客様はサーキットを走る訳ではないので、まぁどうでも良いのでしょうけど、ハンドルは本来「最重要保安部品」であるという事をお忘れなく。

まぁ”年寄りの戯言”は置いておき、早速作業に入りましょう。


このFXRSはコンバーチブルですのでフロントエアサス仕様となります。

エアサスは直ぐにエアーが抜けてしまうし、あまり効果を期待出来ないので”殺して”しまいます。トップキャップを交換すれば良いのですが予備は無かったのでアルミカラーを加工して蓋をします。

ライザーはBP 87 FXRと同じものだと思います。何処のメーカーかは知りません。笑
ライザーがグラグラだったので少し硬度の高いブッシュに交換しましたが、やはりこの位のライザーだとソリッドマウントにするべきだと思います。

プルバックライザーなのでライザートップにメーターをセットするとライダー側に”お辞儀”してしまいます。それはマズイし現状ではカウルレスなのでヘッドライトバイザーの上にマウントしました。

ご存知のとおりFXRではヘッドライトシェルの内部で全て配線が接続されています。そこからインジケーターにも分岐しているので配線は煩雑な事になっています。ツインカム車両のハンドル配線加工が自分で出来たとしても、FXRの配線を綺麗に仕上げる事は、この車両に慣れていないと難しいのではないかと思います。

用意されたハンドルバーは配線中通し専用(つまり配線逃し加工無し)でしたので配線を通します。

配線中通しにするとスイッチボックスのハーネスは長さが足りず。当初”配線カット無し”で通してやろうかとも思っていましたが、結局は延長しなければ無理なので、ヘッドライトの内部で継げるような位置で切断しました。

フロント側のウインカーは今流行りのクラッチ+ブレーキマスターへのホルダーマウント。スッキリして格好は良いのですが、配線中通しだと手間が掛かります。6ミリのドリルで水抜き穴を拡大してウインカーの配線を通します。

リアウインカーはテールランプ内臓タイプのLED。ウインカーの配線を通すための穴をテールランプボディ内部にあけています。

撤去した部品イロイロ。

ここまで作業して4.5時間。明日配線を延長して結線します。

オマケの画像は此方↓
長らくB/Oで欠品していたスターM/CさんのTC96用ガンファイターシートがようやく入荷しました。取り置きをお願いされていたお客様用ですので残念ながら在庫はありません。


FIM公認レースでのホモロゲーションが世界耐久レース基準に変更された事に合わせ、ボンネビルの最高速レースでもそれに準じたものとなりました。よって、今まで使っていた自分のヘルメットはレースでは使えない事になってしまいました。カスタムペイントして頂いた新品のAGV ”PISTA GP”も使えなくなってしまって、とても悲しいです。。

ホモロゲーションに準じたヘルメットを入手するしかレースに出場する手は無い訳ですので、仕方なしにアライ製の”RX-7X FIM Racing #1”を購入しました。幸いXSサイズはメーカー在庫がありましたが、Mサイズなどは納期未定、という事でした。

リアスポイラーもFIM仕様では標準装備(通常モデルでは最近別途購入出来るようになりました)。300km/h近い速度だと、これが有ると無いとではアタマの振られ方が全く違うので最高速レースには必需品。

真っ白では「味気ない」ので、カスタムペイントしたいと思っています。それにしてもレースはお金が掛かります、、

明日も続きます。

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