2021.09.18 Sat
'93y 90th XL1200 / '88y GSX-R750J ダメ出し。

前後共に5/100。更に1/100減るまではまだ乗れると言えば乗れるのですが、非常に微妙なところ。この先ずっと乗るのかどうかで判断を仰ぎたいと思います。

で、最も骨が折れるのが新車当時からのシリンダーベースガスケット、、剥がす事は不可能なのでシリンダーに傷を付けないよう少しづつ削ぎ落とします。一度でもやってみた事のある方なら大変さが分かるかと思います。


前後シリンダーのガスケット剥がしが終わりました。前後で2時間半も掛かっています。次回からはマルチレイヤーガスケットになるのでこんな苦労はありません。

お次はシリンダーヘッド。


バルブシールの劣化でオイル下りしていますが、年式を考慮すれば良い状態だと思います。

燃焼室のカーボンは薄く堆積していただけだった為、ワイヤーブラシで簡単に落とす事が出来ました。

エキゾーストポートのカーボンも出来るだけ除去する為、一晩洗浄液に漬け込みます。ヘッドやシリンダーはこれからパウダーコートして綺麗にする為、もしも表面のペイントが侵されたとしてもなんら問題ありません。

まぁ他にもイロイロ、アレやコレや。



GSX-Rは作業を終了するタイミングの”落とし所”を探っている感じです。スパークプラグを交換しておきたかったのでガソリンタンクを外しました。その序でに再度キャブレターの同調をチェック。当然狂ってもおらず、一切問題なし。


2番と3番のスパークプラグはガソリンタンクを外さないと交換出来ません。

ジェットは絞っているのですがまだまだ濃い。しかし、走らせている時のフィールは悪く無いのでジェットを更に下げる事はしたくない。という訳でスパークプラグの熱価を変更したいと思います。

ガソリンタンクを外して気が付いたのですが、どうもフューエルコックの”プライマリー”位置でのガソリンの落ちが悪い。負圧コックを採用しているこのJ型ではコックの容量が不足気味になる、と何処かで読んだので、分解してみます。

うーん、錆が落ちています、、これは非常によろしく無い。燃料ホースにフューエルフィルターを噛ませると抵抗になる為本末転倒な結果になります。仕方ないので一度ガソリンを抜き、タンク内に洗浄液を流し込んでシェイク。まさかこのタイミングでこの作業になるとは。。

洗浄液を抜いたらヒートガンで強制乾燥。

で、お馴染みワコーズのタンクライナーでコーティングしました。こうしておけば問題無し。嗚呼〜スッキリしました。

明日仕上げて(何回仕上げるねん、という感じですかね)月曜日には納車させて頂きます。

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