2021.09.13 Mon
'84y モトグッツィV35イモラ / '88y GR77C GSX-R750J。

グッツィはイタ車ですのでブレーキは全てブレンボが装着されています。



シートはこんな感じでパカっと開きます。

キャブレターはデロルトですが、手持ちのジェットは無いのでニードルジェットのクリップ位置で燃調を行います。3段回あるクリップ位置の、最も薄くなるところに変更。

で、初走行。

まぁなんと言うか、一言で言ってしまえば滅茶苦茶「遅い」。そしてファイナルがとてもLOWなので1速は全く使いモノにならず。
回せば普通に走るのかもしれませんが、なんだか回転が上がるのが遅いし、ディーゼルの車に乗っているみたいな気分になります。笑 まぁ〜正直乗りたいとは思わないかなぁ、、そんな訳でイモラはこれで終了。

続いてGSX-R750J。今週中か、遅くても来週には絶対に納車したいので最後の作業を詰めます。


このⅡ型の"J"モデルはフルカウルだというのにメーターユニットはハンドル側にマウントされています。よってハンドルを操作するとメーターも左右にスイングする訳ですが、カウルステーとの隙間がほんの僅かしかなく、ハーネスの取り回し方によってはステーに干渉します。
昨日のテスト走行時、右にフルロックしてUターンした際、なにか引っ掛かるような感じで転けそうになったのですが、クラッチケーブルがカウルステーに引っ掛かったのと、タコメーターのハーネスも引っ張って千切れてしまいました。
で、クラッチケーブルを通す位置を何度もやり直し、切れたタコメーターのハーネスを修理しました。
走行時の操作に支障を来たすと大事故に繋がります。ましてやスピードの出る車両では”命取り”となりますから、問題が起こりそうなポイントは100%潰しておく必要があります。

ミドルカウルも装着しました。個人的にはアッパーカウルだけ、というのが直ぐにメンテナンスできるので好みです。カウルを装着するプラスチック製のカラーやボルトは全て純正新品に交換しています。

画像は撮っておりませんが、思うところあってジェットを交換しました。
ネットで少し調べたのですが、このⅡ型の"J"モデルは国内外のモデルで違いがほとんど無く(つまり”フルパワー”に近いという事)、マフラーとエアクリーナーを交換し、輸出仕様のキャブセッティングに変えるだけで後輪90ps程出るみたいです。
この車両では点火もウオタニに交換していますので多分90馬力は超えていると予想され、車重はたったの195kgですから当然速い訳です。油冷初期型GSX-Rに比べると大幅に車体剛性は上がっていますし、ショートストローク化されたエンジンは凄まじく回ります。
国内仕様に限っては何故かリミッターが無いそうなので、相当にスピードが出ると思います。
明日、リアのブレーキマスターASSYとオーナーさんに追加でお願いされたETCが届く筈ですので、それらを装着して問題が無ければ、車体は完成となります。

オマケの画像は此方↓
雨漏り!で錆びてしまっていた定盤をオイルストーンでホーニングしました。

開店以来16年間愛用していたピストンリングコンプレッサーの歯が擦り切れて使えなくなりました。まぁお役目御免という事で、新しいものを購入。今回はJIMSのものにしました。オートバイ屋を畳む時が来るまで使えるんじゃないかと思います。笑

XLH1200のオーナー様自らポリッシュして頂いたロッカーカバーが届きました。非常に美しく磨き上がっております。お疲れ様でした。

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