2021.09.11 Sat
T-man SE124RX FXDBI タペット交換作業。
タペット交換に従い前後プッシュロッド回りのOリング8個を新品に交換する訳ですが、ここは色分けされているH-D純正を必ず!使います(社外は全て黒になります)。自分のレーサーでも使っていますが、経験上H-D純正Oリングがベストです。

シリンダーが太くなったりハイトが上がったり、加えて社外のボルトに交換するとラチェットが入らなくなる事が多々あります。よって六角レンチを使って地味に地味に回す事になり、焦ったくなります。笑

エア抜きの終わったタペットユニットを瓶から出してセットします。このエア抜き用SSTはピーナツの入っていた空き瓶を代用して自分で作りました。簡単な工作で出来るのでオススメです。

脱脂は完璧に行います。普段は見えないシリンダーの逃し加工部分なども磨いています。これはお客さんの為、と言うよりは当方の性癖かと。

トップエンドを作業する際、シリンダーの前後にウエスを必ず敷きます。ロッカーベースに残ったオイルが垂れるからなのですが、どこからかオイルが伝ってきて落ちるので、クランクケースやT/Mケースが無駄に汚れるのを防ぐ為でもあります。
「作業が終了したら洗車すれば良いから」なんて考え方のショップには少なくとも自分なら作業依頼はしないですね。

数年前に作業した際のペイントがしっかり残っています。マジックの書き込みなんかも薄らですが残っていたりします。

廃棄処分するタペットユニットやOリングも全て洗浄して保管します。オーナーさんに確認頂いてから捨てます。

そんな具合でエンジンが組み上がりました。急ぎつつもしっかり作業出来たかと思います。タペット交換は作業内容的には簡単な部類ですが、それでも様々なノウハウがあります。内燃機関の作業でお客さんに”良くなりました”、と言って頂く事は、どんな作業でもそう簡単な事ではありません。

もう一息。

補器類を組んで車両が仕上がりました。小一時間おいてから空クランキングのみ行いました。プッシュロッド4本に入っていたオイルが抜けていた程度なのですが、それでもエア噛みしていて30秒ほどは油圧のチェックランプが点灯していました。如何に始動前にクランキングする事が重要かが分かりますよね。

バッテリーが古くてクランキングが弱いのもあり、一晩チャージして明日火を入れます。

オマケの画像は此方↓
XL1200で使用するS&S製のシリンダーとピストンが届きました。リジットスポーツスターで使用しますが、既に廃番のようなので念の為予備として入手。多忙過ぎてそのスポーツスターも未だ入庫も叶っておりませんが、、まぁしばしお待ち下さい。
