2021.08.21 Sat
'79y GS550 / '88y GR77C GSX-R750J。

カム山は1番のIN側に気持ち齧った跡がありますが、他は全て綺麗でした。

問題なのは3番と4番。キックでコンプレッションは50psiだけ上がるのですが、瞬時に圧縮が抜けてしまいます。これはリング側というよりバルブ側が閉じ切ってない可能性が高いんじゃないかと思います(そうであって欲しいという希望的観測)。

カムをクルクル回して位置を探り、圧縮上死点でシックネスゲージを突っ込んで各バルブのクリアランスを計測します。※画像では上死点に合ってませんので念の為。

メーカー規定値だとほぼほぼハマっていましたが、広めめのクリアランスで考えるとほとんどのバルブでNG。ここは一度広めに振ってみようかと思います。シムの手持ちは無いので一旦作業はストップです。

そうこうしているとGSX-R705Jで使用する純正部品がごっそり届きました。で、GSX-Rをまずは仕上げます。

GSは最初からセルでは始動できなかったのですが、このタイミングでスターターを外しました。時間がある時に分解してみます。

折角カムカバーを外しているのでリンクルブラックでパウダーコートしようかな、、と。

GSも暫くは倉庫奥で眠って頂きます。

で、GSX-R750J。

クラッチプレートを交換しますので4.5Lものエンジンオイルをドレンし、クラッチカバーを外しました。

一度作業した際にガスケットには液状ガスケット処理を施しました。ですのでペーパーガスケットでも一発で綺麗に剥がれます。ガスケットをスクレーパーで剥がす作業は骨も折れますし、何より時間の無駄。

見た感じには何も問題無いように見えるのですがねぇ、、だから前回もそのまま組み付けした訳なんですけど。

ついハーレーの”癖”でクラッチパックの合計値を計測してしまっておりますが。新品クラッチパックと比べても当然差異は無い訳で。ここも前回計測してますので間違いないところ。

まぁなんとなく腑に落ちない訳ですが、届いた新品のクラッチパックに交換します。

クラッチスプリングも一応。当然問題無し。


組み上がりました。クラッチ操作が最も軽く、且つスパッと切れる位置を探るのに何故か時間がかかりましたが(ようはこの車両に慣れていない自分がトロい)、現状ではクラッチは切れています。

なんとなく終わりが見切れなくてダラダラと作業を続け、リアブレーキ回りを触ってみたり、テスト走行用にETCをセットしてみたり。気がつけば遅くまで作業しているという事が多いのがここ最近のパターン。これじゃ効率も悪くて良くないのですが。

嗚呼〜終わりそうで終わらない負のサイクル。。

ガンマも片バンクのキャブレターをO/Hしないといけないのですが、、手が付けられず。

イロイロ続きます。

- 関連記事
-
- RG250 / GS550。 (2021/08/28)
- '88y GR77C GSX-R750J / BP 87 FXR。 (2021/08/22)
- '79y GS550 / '88y GR77C GSX-R750J。 (2021/08/21)
- '79y GS550 敗退。 (2021/08/19)
- キャブレターのO/H作業。 (2021/08/17)
| Metric Bikes (JAPAN) | 23:28 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑