2021.08.19 Thu
'93y 90th XLH1200 トップエンドのオーバーホール〜其の壱。


ヘッドとシリンダーはパウダーコートを施します。ロッカーカバーはオーナー様自らポリッシュを行いたい、という事でしたので後程発送させて頂きます。

まずはエンジン補機類をガシガシ外します。まぁ慣れたハーレーの作業ですが、ここ最近メトリックの工具ばかり手にしていたのでインチ工具のサイズを見誤ります。笑

エンジントップハンガー中央にイグニッションキーがある年式のスポーツスターは、ハンガーを外すのが面倒です。正しい順番で全てのボルトを外さないとハンガーが外れません。

インスタに動画をアップしておきましたが、インマニシールが痩せてしまってグラグラでした。全体的に整備はあまりされていなかったように思えます。

チェーンカバーだけが妙に白く錆びています。カムカバーはクリア塗装がまだ生きているので艶がありますが、ここは多分古い年式のカバーだと思います。

インテークマニのOリングが凹んでいますね。何故でしょ?

プラグはこのとおり真っ白。テスト走行を行なった時1200の割には遅いし力不足を感じました。昔自分が乗っていた4速スポーツも元から1200ccのXLHでしたが、吸排気点火を行なう以前でももっと速かったように思います。あとフロントバンク側はオイル上がりか下りをしているようです。
エンジン腰上を一新したら、キャブレターのリセッティングも行いたいです。

EXバルブ側。

トップエンドを分解する準備が完了。

ロッカーカバーとロッカーベースは今時のガスケットが使われていました。一度ロッカーのオイル漏れ修理は行っているようです。

ここまで来たらトップエンドを外すのは訳無いのですが、なにせ白いクランクケース側も非常に汚い、、折角トップエンドをやり直すのに勿体無いので、このタイミングで明日ガソリンスチーム洗浄したいと思います。

そんな訳で洗浄液をスプレーし、一晩放置しておきます。

オマケの画像は此方↓
以前レースで使った、純正FXLRタンクを切り詰めたガソリンタンクを所有しているのですが、内部が錆びて気の毒な状態で二階倉庫に放置されていました。手間暇かけてオンオフして頂いたナロータンクですので、ここは気分一新、当方のFXLRと全く同じアクアグレーに色合わせしてリペイントして頂きました。
ペイントはお馴染み"BROS CUSTOM PAINT SHOP"さん。もう十年以上の付き合いになりますが、色調合わせやクリアの厚みは相変わらず素晴らしい出来です。
XLの純正2.25ガロンタンクの小ささには流石に及びませんが、ビックツイン用としてはかなり攻め込んだタンク幅。エボは勿論の事、ツインカム搭載のFXRでもボルトオンで使えるよう、ロッカーカバーの逃し加工を施してあります。

FXDXのリアフェンダーとウインドシールドのペイントも仕上がってきております!

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