2021.08.17 Tue
キャブレターのO/H作業。
GS550のキャブレターは年式を考えれば良い状態、と記載しましたが、念には念を入れキャブレターを温めた洗浄液にドブ漬けして更に綺麗にします。

GSX-Rはクラッチパック待ち。クラッチ回りの純正部品はメーカー在庫有りでしたが、驚くほど高価でビックリ、、どうせならF.C.C.の強化クラッチキットにしたかったのですが(ほとんど値段が変わらなかった)生憎1100用ばかりで750用はラインナップにありませんでした。

続いてはRG400Γ。キャブレターのクリーニングは済ませておりましたがジェット類は古いままでした。社外のジェットキットが届いたので再度キャブレターをO/Hします。

キャブを外すとガンマ400の特徴的なロータリーバルブが顔を出します。スロットルオフ時、独特の”ヒューン”というバルブ音がするのがRG400/500の特徴ですが、それがまた痺れる程格好良い(笑)。早くその音を聞いてみたいものです。

まずは2番4番から。


概ねキャブレターの作業は繊細で、力づくで作業するとボディ側が壊れてしまいます。特にこのガンマ400のキャブレターは肉厚が薄くてとても軽い為、特別気を遣います。

フロートバルブを固定するロックプレートのボルトが錆びて固着しており、難儀して外しました。ナメてしまったらキャブレターが使い物にならなくなる為、冷や汗モノでした。。

2時間程費やして左バンクの作業が完了。2ストロークの車両はスロットルケーブルや燃料ラインの他に、2ストロークオイルのオイルラインもありますので煩雑です。2ストロークオイルのノズルは各キャブレター毎に1本有り、独立したオイルポンプから機械的にキャブレターに送り込まれます。
ガンマ400の場合、スロットルケーブルは4本、チョークケーブルが2本、燃料ホースが2本、そしてオイルホースが4本それぞれのキャブレターに繋がります。排気デバイスのワイヤーなんかもあるのでエンジン回りはワイヤーやホースでほとんど見えなくなっています。

GS550のキャブはかなり綺麗になりました。洗浄液が真っ黒になっています。このままもう一晩漬け置き致します。

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