2021.05.30 Sun
'88y GSX-R750J / '10y XL883L / '83y RG250Γ/ '85y RG400Γ。
次はXL883L。レギュレターを外しておこうかとレギュを外しに掛かったのですが、ひょっとしてコネクター部分で外れかかっていたり接触が悪かったりしているのではないかという疑念が湧き一応チェック。

この年式のXLレギュレターはカタチの異なる2極のコネクターが2箇所あります。必要以上にフレームに固定されている事もあり、ロックタブのあるコネクターとは言え車体の振動で緩む事もあるんじゃないかと思います。
因みに画像のコネクター、何だか変な形に曲がっていますよね?タイラップで曲がっている訳ではなく、もともと付いているフレームへのプラスチックタブ位置でこの角度になります。因みにタイラップはサンダーマックスのO2センサーハーネスを固定する為だけのものです。
で、接点復活剤をスプレーして一応駄目モトでエンジンを始動してみました。

するとスロットル開度に比例して電圧が上がるじゃないのですか!これはラッキー。

早速店の中に入れてサンダーマックスのデータをチェック。


なんだかアイドリング状態でも不安定だしサンダーマックス側の電圧を見ると常時11V台後半でやっぱり電圧は上がりません、、レギュレターがパンクして完全に死亡すれば症状は一目瞭然ですが、こうして”死亡する一歩手前”だと電圧が戻ったり、物凄く過充電になったり、逆に発電しなくなったりという不規則な動作をする事が多いような気がします。
まぁ「糠喜び」って奴です、、新品バッテリーを痛めないうちにメインヒューズを外し、素直にレギュレターが届くのを待つ事にします。

保管場所も無くなり店のポーチに置かれたRG250Γですが、本日もオーナーさんと一緒にゴニョゴニョやりました。2ストオイル塗れになり戦う事数時間、、、、写真を撮る余裕も無くて画像は一切御座いません。
取り敢えず問題なくエンジンが始動出来るようになりましたので、あとは前後のブレーキキャリパーを交換すれば走行出来るんじゃないかと思っています。

最後はいつものようにRG400Γ。重箱の隅を突くような地味過ぎる作業です。まずはプラスチック製のオイルタンクを磨きました。そんなもん磨いてどうするんだ、という声が聞こえそうですが、黄ばんだものよりも真白いタンクの方が気持ち良いものです。綺麗にした車載工具も所定の位置にセット。

エアクリーナーボックスとキャブレターを繋ぐインテークパイプのホースバンドも磨きます。この時代の部品はパーカライズされているものがとても多いです。

各キャブレターのインテークシールも洗浄して再使用。しっかりゴムの弾力が残っておりますので全く問題無いと思います。

車体右側のサイドパネルのみ洗浄し装着しました。1日に外装一枚装着する事を目標に掲げています。

アッパーカウルは相当に汚れておりクリーニングのしがいがありそう、、無転倒車両ですので転けて付いた傷はありません。

実はこのガンマ400、既に譲って欲しいという方がお見えになります。多分このままいくと実働作業時間は100時間を軽く超えますし、知っての通り現在ガンマ400/500にはかなりのプレミア価格が付いております。
仕入れも当然高かったので相場成り、ではありますが、直ぐに売れてしまうのか、それともしばらく店に残るのか今のところ??です。

本日はこんなところです。

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