2021.04.08 Thu
"black parade 87 FXR project" エンジンとT/Mのセンター出し。
ウチにあるコンプレッサーでは無理だと思ったので近所のGSスタンド、タイヤ専門店、最後はディーラーさんで3人がかりで作業しましたがどうしてもビートが上がらない、、、もうこんなタイヤ捨ててやりたくなりました。笑

ま、気分を入れ替えて。GSX-R750Jで使用する純正部品が大量に届きました。スズキは何でも出てきますねー。有難い。

で、87y FXRを進めます。まずはキックスタンド。
左側が前期のFXR用スタンドマウントで右側が後期用。この車両はほぼ全てのボルトを売り払ってしまっているのでボルトはほとんどありません。よって、当店にあるボルトを探しながらの作業になっています。それが如何に手間か、、ボルトは残しておくべきでしたねぇ。

前期はこんな感じに割りピンで止まっているだけだと思います。フレーム側の形状が違うので後期のマウントシャフトは使えませんでした。

インナープライマリーカバーを本締めしてエンジンとT/Mをセンタリングします。プライマリー回りは87y用は全て使えない、つまりV111エンジンの車両には役不足です。ですので当店に在庫である高年式の部品をイロイロ組み合わせてセットアップを行います。

スターターリングギアとピニオンギアの組み合わせは最重要ポイントです。始動性を上げる為にはここをツインカム準拠に仕上げておかないと後々始動時に苦労したり壊れたりする原因になります。ギア比に加えプライマリーカバー側のピニオンギアのボス径も兼ね合いがあるのでなかなか面倒なところ。


こちらがTC88のピニオンギア。希望としてはこちらを使いたい訳で。

こちらはレトロフィットギア。TC88にエボの1次ドライブを組み合わせる際に使います。

エボ後期のクラッチバスケットを合わせてみました。しかしこのバスケットはソフテイル+ダイナ用なのでスターターリングギアのオフセットが違う為流用する事は出来ません。

どうにもならなかったリアタイヤはもう一度外し、木片を咬ましておいてビートを広げておきます。これで少しでもビート部分が広がれば問題なくタイヤを装着出来るんじゃないかと思います。

パウダーコートした部品をチェック。こちらもオーナーさんが自ら施工して持ち込んだ部品なので当方が完全に把握は出来ていません。

今回使ったインナープライマリーカバーはお馴染みデルクロン製。複数のお客様の車両でマッチしなくて結局使えなかったものとなります。今回はBAKERケースなので使えそうな気がするのですが、、今のところは問題ありません。

そんな訳でリア回りが無いのでローリングにも出来ず、、、残念。

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