2021.04.05 Mon
月曜日。
お待ちしている間にTC88 FXDで使用するトキコキャリパーを仕上げておきます。
当店は部品持ち込み作業もOKですので中古のブレーキキャリパーやキャブレターを持込みされるお客さんが偶にいます。ただ、「新品」、もしくは「新品同様」でないとオーバーホールしないと使えない為、中古で安く入手しても、結局交換部品やら工賃が発生してしまいます。ご自身で作業を行えば格安にはなりますが、ショップに頼んでしまうと新品を購入するのとあまり変わらなかった、という事はよくあるハナシ。
出来るだけ手際よく短い時間で、と心がけますが、こびりついたブレーキダストを綺麗にしたり、錆びたボルトを磨いたりする手間はどうしても発生してしまいます。
当然ですが何でも新品に敵うものはありません。パッドに付着したダストをワイヤーブラシで落としていると、偶に空しくなります。笑

で、キャリパーのO/H完了。週末のクイック作業も可能です。

そうこうしているとブルズアイさん到着。ハイルーフ+スーパーロングのキャラバンでFXDBを引き上げて頂きました。昨今のハイライザーだとこれ位の積車が必要だと思います。まずはナラシセッティングをお願いしておりますが、アイドルアップ後にエンストする事が気になる為、今まで入っていたプログラムもチェックして頂きます。

ようやく店内が広く使えるので87y FXRを作業ポジションに移動。

ハーレー、国産車問わず、クイックの作業や一般整備、修理や改造など、次々イロイロな案件が舞い込みます。
忙しい事は本当に有難い事ですし感謝しておりますが、ちょっと今年はドタバタ過ぎるんじゃないかと、、自分の許容量を超えている気がします。

先日突然火が飛ばなくなったW1SAですが、これまで使っていた社外のトランジスタがL/R共にLEDが点灯しっ放しになる事に気が付きました。これは明らかにオカシイので、別の社外トランジスタを用意して交換してみました。すると火花が飛んで、あっさりエンジンが始動出来ました。
半世紀も前の古い車両だと発電電圧もどうしても不安定になりがちなんじゃないかと思います。そのあたりの問題でトランジスタがパンクしてしまったりするのかもしれませんが、はっきりした事は分かりません。

この車両では飛騨高山や京都など、自分にとってはまぁまぁ遠いところまで(笑)走りに行っております。
トランジスタの故障だと、いきなり出先で止まる事も”無きにしも非ず”だった訳でして、まだ運が良かったのだと思います。
装着しっ放しだったコンデンサも死亡しているみたいなので、今後の”保険”として交換しておきたいと思います。
