2021.03.15 Mon
'92y FXRS-CON 完成。

スロットルケーブルはどちらも50mm程長めのものを用意。

これまで装着していたものには少し折れ曲がった跡があります。

タイコの部分が丸い形状をしていないのでFCRのスロットルリンケージに嵌りません。で、手ヤスリで成形。流石はDS製です。

FCRの場合、どうしてもケーブルに無理が生じるリンケージ位置になってしまいます。加えてこの車両はライザーが高いので曲がる箇所が多くなる為、ケーブルの這わせ方次第でスロットルが重くなります。で、今までは車体カム側を通しておりましたが、より自然にゆったり取り回す為、プライマリー側を通す事にしました。

キャブレターは前記したように新品に交換しています。

お馴染S&Sステルスエアクリーナーにはレインソックスを付けました。不意の雨でも安心ですので。

ブレーキのタッチが甘かったので再度フルードを全交換。同じDOT4でも成分が違っていたようです。カチッとしたタッチに戻りました。

リアフェンダーの内部、リアショックアッパーマウントボルトに干渉して配線が傷んでおりました。で修理。



大凡作業は完了したので、交換したキャブレターとブレーキを確認する為テスト走行。

まぁ相変わらずハンドルバーの高さは馴れませんが(笑)、エンジン、T/Mを含め車体全般良好であると思います。これならオーナーさんにお渡しして、ナラシの続きをお任せ出来るレベルだと判断しました。

で、店に戻ってリアショックを元々付いていた”スクーデリアオクムラ”さんのハイパープロに戻しました。このサスペンションはとてもしなやかで乗り易く、素晴らしく良く動きます。以前このサスペンションでも試乗しましたが、今は腕の力があまり無いので、2インチ程短いナイトロンで今回はずっとテスト走行を行っていました。

在庫で持っていた他車種用のダイヤモンドE/G製トランスフォーメーションキットを開封し、ヘッドライトバイザーとメーターブラケットのボルトを交換。肝心のライザーボルトだけ用意する事が出来ませんでした、、



バッテリー端子には余分な配線を装着したくは無いのですが、、アクセサリー用の電源を2本セット。

ゴム板をカットしたものをバッテリーの上に敷いてETCを置いています。

完成。


最後に車体全体をクリーニングします。

あとはオーナー様の引き取りを待つばかりとなりました。
1月3日のご入庫依頼、丸二ヶ月掛かってしまいました。長らくお待たせ致しました。

引き続き、明日はTC96 FXRを仕上げます。