2021.03.13 Sat
'88y TC96 FXR 完成。


ピポットシャフトのナットはクリーブブロックと干渉しないよう、TC96から外径の小さい特殊なロングナットが使われています。このナットでないと工具が入らないのでピポットシャフトナットを締め付ける事が出来ません。入庫時からナットが一個飛んでいってしまっていたのですが、自分のレーサーから外して使いました。
上が普通のナット、下が特殊ナット。

スイングアームを装着しました。


RブレーキやRホイールを組みましたがなんだか変です。アクスルナットを目一杯締め付けてもアクスルが空回りする為、アクスルカラーが不適正か、もしくはアクスルシャフトの相違です。

案の定、アクスルシャフトが太くなるリブの部分にスイングアームのスライダーが乗っていません。アクスルシャフトがスライダーの真ん中にいないのが分かるかと思います。

原因はこの社外のアクスルシャフトがショベルFXR用だからだと思われます。ネジ山の部分が長いのでシャフトショルダーに届かない訳です。ちょっと上手く説明出来ませんけど、、

で、店に転がっていた中古のFXR純正アクスルシャフトに交換しました。当然ですがセンターがしっかり出ます。

純正と同じプライマリー側にロックナットが来るように組み直しました(※ショベルヘッドは真逆)。アクスルシャフトやピポットシャフトは絶対に純正が良いと思います。シャフトはH-D純正品でもそんなに高価ではありません。
これでシャフトは決まりましたが、やっぱりアクスルカラー合わせは必要でした。ベルトプーリー側のカラーを製作し、リアホイールを少しだけ右側にオフセットさせてタイヤセンターを合わせました。

で、ブレーキフルードを入れてエア抜き。


ナニが面倒かって、このヒートガードが付いたバッサーニのマフラー。ヒートガードが邪魔をしてEXフランジナットを付ける事が出来ません。仕方ないのでイチイチヒートガードを外して作業します。これだから米国製は嫌い、メッチャ重いし。笑

完成。


前後のブレーキローターが大きくなって一気に現代的になりました。スイングアームとRブレーキの交換でバネ下は相当軽くなっているので、走りも変わるんじゃないかと思います。

あとは全体的に車体をチェックしておいて欲しい、という事ですのでもう一日作業を行います。

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