2021.02.28 Sun
'88y FXRS リカバリーと様々な作業。
トップ画像は関東方面の2つの業者様にご依頼されている5速と6速のT/M。手を付けなきゃと思い二階から下ろしてきました。空いた時間を利用して、、なんて思っておりますが、実際空いてる時間は無い訳です。
で、倉庫にずっと眠らせたままだった2型の'88y GSX-R750J (GR77C)の引取り先が決まりました。という訳でGSX-Rも仕上げなくてはなりません。外してあったスリングショットキャブレターを分解、洗浄します。


以前このキャブレターで始動出来ていたので滅茶苦茶に酷い、という訳ではありません。主に外観を綺麗にする為、エンジンコンディショナー処理。

その間にFXRS。

タペットを交換するのでタペットブロックを外します。

GSX-Rのキャブレターは年式を考えればかなり綺麗になりました。序にFXRSのHSRキャブレターも汚かったのでクリーニング。

電話で急なクイック作業が入ったので倉庫のCBとWを出しました。

タペットのデッキクリーニング完了。作業画像が言ったり来たりしますが、、申し訳なし。

作業する車両は'90y XLH。もはや883なのか1200なのかさえ分かりません。相当な遣れ具合で、大変そうな車両でした。

エンジンオイルとプライマリーオイルを交換させて頂きました。ご用命有難う御座いました。

で、FXRSの作業に戻ります。ブロックをセンタリングしてケースにセット。今回はオイルに漬け込んでのエア抜きは行わず、マックスタフを大量に流し込む方法で組んでいます。

そうこうしていると、大阪のTERUから秘密兵器が届きました。

メーカー違いの流用部品。しかしよく探すよなぁ~全く。笑 W1SAで使います。

さて、今回漏れた初期エボのロッカーベースがこれ。

で、ヘッドブリザーになってからの後期エボXLのロッカーベースが此方。ロッカーカバーガスケットのとの間に”壁”がある事が分かるかと思います。後期エボBTでもこの構造に変わっておりますが、今回はエボBT後期のロッカーカバー一式が有り得ない値段でしか某オクに出ていない為、XL用を流用しています。
エボXL用はロッカーボックス自体に角が無くて丸いので、強度的にも、漏れ難さ的にもBT用よりも高性能だと個人的には思っています。

強固なガスケットを剥がしてオイルストーンで面研。

そうこうしているとM川さん今度は初期型γを積んでご来店。実はこの一カ月余りで3台の車両を購入しています。完全に狂っています、、
バッテリーが死んでいたのでバッテリーレスコンデンサに交換、2ストオイルとクーラントを入れるとキック一発で始動出来ました。
18歳で単車の免許を取得した頃、通い馴れた峠にはこの初期型γが沢山いました。
旧知の仲でしたが、若くして亡くなった親友もこのγに乗っていたので自分にはとても懐かしい車両です。

で、またFXRSに戻ります。XLロッカーをセットしました。

因みにロッカーアームレシオはエボBTもエボXLも全く同じです。同じ部品を使っているので当然互換性があります。

買い置きしておいたロッカーカバーガスケットは前記したバイトン製でしたので、ロッカーガスケット待ちとなります。完成するとこんな雰囲気になります。ロッカーカバーが一回り小さい感じに見えるのでエンジンがスッキリします。


ガスケットが入手出来たら仕上げて走らせ、問題が無ければ納車させて頂きます。

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