2021.01.04 Mon
仕事始め。

此方が社外のステム。ステムアクスルにロックナットがありません。

で、此方がフォルセラのステム。国産車のようにステムロックナットがあります。

新しいステムベアリングをもう一度セットし直して装着。

ところが、43Φサス用とばかり思っていたこのステムは、あろうことか41?42Φ用だったという、、フォルセラは長きに渡り様々なサスペンションを販売していた為、年式マッチングしていないものだったようです。嗚呼悲しい。


仕方ないのでステムはマシニング加工に出すとして、手持ちの43Φ用ワイドグライドフォークのステムで仮組みしておきました。早くローリングにしたいのですが、なかなか進みません。


W1SAを表に出して暖気。


始動性はいつもどおりキック一発で始動出来るのですが、少しボソボソした感じがしたのでプラグをチェック。乾いてはいますが真っ黒だったので6番から5番に変更しました。


で、年明け一発目の作業は'92y FXRS-CON。
トップエンドのフルO/H、BAKER 6速への換装、点火や各種ケーブルの長さ変更、配線間引き、ダイヤモンドE/Gボルト変更ナドナド、まぁまぁのボリュームの作業を行わせて頂きます。

まずはともあれ前後シリンダーのコンプレッションを計測。フロントに比べリアが10psi落ちています。
エンジン的には特に問題無いのですが、5〜6万キロ走行している為オイルを喰っておりオイルスモークが出ています。
一度もエンジン内部をやり直していないようですので、オイル上がり+オイル下がりを修理したいと思います。

まぁ乗り方やオイル管理でO/H時期は様々ですが、オイルを消費するようになるのは大凡走行距離でいうと5万〜10万キロが多いように思います。シリンダースリーブとピストンリングは絶えず減っていくものですし、バルブガイドも然り、です。
目に見えてオイルタンクのオイル量が減っているようなら当然O/H時期となりますが、目安としてはマフラーエンドに乾いてサラサラした"スス"のようなカーボンではなく、ベタッとしたオイル分を含んだカーボンが付着しだしたら、O/Hを考えた方が良いかもしれません。
ピストントップにもカーボンは堆積していくので燃焼異常と圧縮比低下も起こります。しかし、オーナー様はその状態のままずっと乗っている為、急にパワーダウンを感じるなどといった事はまずありません。しかしながら、エンジンのフレッシュな車両と乗り比べるとその差は歴然です。
