2020.12.30 Wed
KBPS TC103 FXR リアベルト交換と一次ドライブ組立。

で、本日はケニーボイスFXR。長かった140Tのドライブベルトを136Tに変更しました。これでバッチリです。
今後ホイールのリム幅を広げて太いタイヤを装着する予定ですが、ベルトスプロケットにはまだまだ余裕があるので全く問題なさそうです。

但しフレーム側には多々問題があり、FXRフレームとは全てにおいて微妙に異なっているようで、彼方此方が干渉します。流石は社外フレーム、一筋縄ではいきません。

Fドライブプーリーとキックスタンドを本組みしました。この年式のスプロケット(プーリー)ナットは正ネジですので呉々もお間違えないように。

フロントのエンジンマウントを"嵩上げ"して、ようやくオイルパンとキックスタンドハウジングのクリアランスを確保しました。といっても画像のレベルですからどうなる事やら、、

そもそもこのケニーボイスフレームはピポットの位置がストックのFXRフレームと比べ若干位置が前方にあるようで、全体的にエンジンとT/Mがフレームの前方寄りに搭載されてしまっています。これまでもデビアント製のビユレットオイルパンを何度も使用していますが、今までクリアランスが十分あったところが無くなっていたりしますのでアカラサマに分かります。とはいえフレームのピポット部分はどうしようも無いところですので、このまま干渉しない事を祈るばかりです。


この車両でもTC96の1次ドライブ回りを使用し、貫通ミッドシフト加工を施しています。インナープライマリーカバーの裏側はこんな感じ。アルミ削り出しのステップホルダーをカバーにボルトオンしています。

で、そこに漏れ防止とシフトをスムーズにする為のジュラコン製カラーを装着。

こんな感じになります。

次にインナープライマリーカバーがピポットブロックに干渉するところがあるので削って逃し加工を施します。

サンダーでざっくり削り落として黒染めスプレー処理。

逃げました。手ぶれしまくってますケド、、

で、インナープライマリーカバーを本組み。アウタープライマリーカバーを直ぐにセットしない場合、プライマリーカバーボルトの前方4本はクランクケース貫通ボルトなので、アルミカラーを咬ませて規定トルクで仮締めしておきます。

セルスターターもセット。

で、1次ドライブを仮組みしました。この車両のプライマリードライブはTC96 FLH 103cu"で、油圧クラッチだったモデルとなります。よってクラッチバスケット、エンジンスプロケットはツインカムエンジンの最終モデルという事になります。アウタープライマリーカバーも最終の薄型となります。

この車両のエンジンは一切開けませんので、この後はバッテリートレー(というか本来はオイルタンク)や配線作業に入っていく事となります。また空いた時間を見計らって進めていきたいと思います。

そんな訳で、一応2020年の作業はここで一旦終了です。明日31日は大掃除を行い、来るべき2021年の作業に向けての準備を整えたいと思います。掃除を手伝ってくれる方、是非ご来店下さいませ。笑
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