2020.12.10 Thu
'89y FXRS 検証とリカバリー〜其の弐。
で、FXRSで使用するワンウェイクラッチも入荷しました。

国内生産品で"日本電装"製だそうです。かなり信頼出来るんじゃないかと思います。

二日間放置したので再度バッテリーの電圧をチェック。少しブリッピングすると14.5Vまで一気に上がるのがちょっと気になりますが、特に問題無いようにも思えます。

という訳でスターターを再度外します。

本来黒いボディだったと思うのですが、経年でペイントがほとんど剥がれ落ちてします。中途半端に残っているので真鍮ブラシを使って残っているペイントを剥がします。

分解してワンウェイを取り外し。

左側が多分新車時から交換されていないクラッチ。右側が今回入れ替える日本電装製。


組み上げたのでボディを脱脂して、黒染スプレーでペイントします。今日は暖かくて日差しもあったのでペイントするには申し分ない日でした。まずは缶スプレーとスターターボディを日に当てて温めます。

何度も何度も重ね塗りして、乾燥させてる間にXLとW1をテスト走行。
ペイントの仕上がった状態が下記の画像。純正よりも綺麗に出来ました。笑

通常純正品でも社外品でも、スターターを組み上げた状態で大雑把にペイントされているだけですので取付スタッドボルト毎ペイントされてしまっております。しかし今回スタッドボルトはペイント後に装着しているので塗料が乗っていません。スターターのメンテナンスで後々ボルトを外した際でもペイントが剥がれないよう配慮しました。ちっぽけな事ですが、自分はそういうところが気になる性格なので、、

で、車体に装着。

エンジン始動チェック。問題ありません。

現状発電していないような素振りは微塵も無くて、特別問題なところも無い為、それはそれで原因が分からないのでなかなか難儀なのですが、アイドル時→ブリッピング時→回転が落ちる際の電圧が上下する"振り幅"が大きい事が少し気になります。
という訳でレギュレターを交換してみました。あくまで仮付けですのでプライマリーカバーのボルト穴でボディアースしています。笑 オンボロな中古ですが、一応H-D純正レギュです。

当店のインスタグラム、"marumasu_motorcycle_lounge"には双方のレギュレターを比較した動画をアップしてありますが、H-D純正の方が電圧の上下動が少なく、アイドリング時でも比較的高めで安定していました。
安定動作、という事を考えるとやっぱり純正なんでしょうかねー。この車両に装着してあったレギュはMADE IN USAと謳っている社外品です。

オマケの画像は此方↓
愛知県の"ブルズ・アイ"さんにご注文頂いていたT-manカムの第二便が到着しました。今回はM8用が10本です。
既に第三便のご注文も頂いており、この2〜3ヶ月で30本以上のカムを販売される事になります。
間違いなく日本で一番多くT-manカムを取り扱っておられると思います。

次のFXRの準備も少しづつ進めております。

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