2020.12.07 Mon
'89y FXRS 検証とリカバリー。
現状のままスパークプラグだけ抜いておいてマイナス端子を接続するとスターターは回りっ放しになります。やはりピニオンギアは飛び込んだままになっています。取り敢えずプライマリーオイルをドレンしますが、かなり汚れていました。

ピニオンのロックタブは毎回新品交換していたので問題無し。

動画にもアップしましたが、何故かピニオンのボスが出っ放しになっていて手で押しても戻ってきてしまいます。知っての通り通常はインナープライマリーカバーのボス穴端面とフラットになっていなくてはいけません。この位置だとセルスターターはONのままになりますのでセルが回りっ放しになります。初めて見た症状です。

まぁ当然ですがピニオンシャフトのボルトも問題無し。

外したスターターを分解してみましたが、スターターを車体から外すとシャフトは元の位置に戻っており、特に問題無いように見えます。やはり89yのFXRに90y以降の後期モーターを組み合わせるのは駄目という事なんでしょうか、、

で、試しにもともと付いていた89yのセルスターターに交換してみました。プライマリーカバーはデルクロンのまま、です。89yのスターターだとT/Mケースにセットした際適度なアソビがあり、そのお陰でセンターが出ている?という可能性もあります。

問題無くギュンギュン回りました。エンジンを始動して少しスロットルを煽ると14V以上上がります。

という訳で時間の経過でどこまで電圧がドロップするかを調べます。ひょっとしてレギュレターが”悪さ”しているような気がしますが、数日はこのままでデータを取りたいと思います。


ここからはひたすら地味な検証となります。。

オマケの画像は此方↓
業者様にご依頼されていたTC96プライマリーカバーの貫通ミッドシフト加工が仕上がって参りました。
2~3ヶ月毎に1セットはご依頼があるほど、当店では頻繁に出ていく加工部品です。


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