2020.12.06 Sun
650RS W3 〜T/M組み立て。
ようやく届いたベアリングをギアカバーにセットして、そのギアカバーをT/Mケースにセット。
ハーレーに比べれば全てが小さいので、まるでプラモデルでも組み立てているような気分です。

シフタードラムのニュートラルの位置はポンチマーク合わせ。こういった目印は国産車の場合至る所にあります。
職人さんが手で打ったような人間味溢れる雰囲気。旧車ならではの「味わい深さ」じゃないかと思います。


ニュートラルスイッチの配線を装着し、キックシャフトASSYやシフターシャフトASSYを組み付けます。画像は撮り忘れております、、

で、最後にT/Mサイドカバーを仮り組みしてT/Mは完成。
車体搭載後にシフターの微調整を行う為、T/Mサイドカバーは外さないといけません。よってサイドカバーには現時点ではガスケットを入れずに組んでいます。

ゴロンと作業用の万力から下ろしました。T/Mは組み上げた状態でもハーレーのバッテリー程の重量しかありません。片手で持てる位の重さです。

ハーレー以外の単車の機関を分解したり組み上げたりする事は、当方にとってとても良い気分転換になり、同業者様もおっしゃっていたとおり"頭の体操"でもあります。
ほとんどの日本車の場合、ハーレーに比べると部品は小さいのですが、どんなに古くても構造が優秀ですし、ひとつづつ丁寧に組み上げていく様はクロスワードパズルを解いているような感覚に近いかと思います。
ああ、当時の設計者はここを工夫したんだなぁ〜とか、今の加工技術ならここはこう改良するよなぁ〜なんて想像しながら機械を弄るのは、とても有意義で楽しい時間です。
時間やお金の制約に囚われる事なく、やりたい時に、やりたいだけ進められる。
気分が乗らなきゃ気が向くまで放っておけば良いし。笑
そんな気楽に向き合える"機械"が身の回りに転がっていてこそ、"生業"にも集中出来るというもの。
仕事柄必要な工具は揃っていますしねぇ。。
子供の頃ならそれこそプラモデルだったりRCカーを組み立てたり、今も大好きな釣りのリールをメンテナンスしたり。
昔から機械を弄るのは好きでしたが、単車の場合は自分で組み立てて、それに乗って何処へでも行きたいところへ行けてしまう。というところが自分にとっては最大の魅力だと思います。
また、古い設計の機関は組み手の"さじ加減"ひとつで、静かでスムーズにも、ガチャガチャでポンコツな感じにも組めてしまいます。組み手の技量が試される事でやり甲斐も感じます。
自分で組んだ車両でツーリングに出掛けたり、ボンネビルで300km/h近い速度で走らせてみたり。
商売抜き、で考えれば、まぁこれほど楽しい事は無いですよねー笑

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