2020.11.05 Thu
失敗DAY。
丁度良いサンプル車両がありましたので浜松のお客様の車両でシートの雰囲気をお伝え致します。
まずは此方、'89y FXRSです。純正サイドオープンタイプのシートです。見た目通り座り心地が良くロングライドの際はお尻が痛くなり難いシートです。

で、此方がスターMCさんのガンファイターシート。シートバックが立ち上がっているので腰をしっかりホールドする事が出来るので腰への負荷が減ります。シートの先端部分は純正並みに厚みを持たせてあるので長距離ライドでもお尻は痛くなり難いですよー、とスターさんには伺っています。

今なら即納ですので是非とも宜しくお願い致します。

で、此方のFXRのT/Mの続きです。
本日T/Mトラップドアのベアリング、国産の代替品が届く筈でしたので、まずはその下準備。

SSTを使ってプレスでベアリングを外します。SSTが無くても丁度良いサイズのソケットレンチがあれば外せます。

これが外したベアリング。エボの当時品でドイツ製。悪くは無いのですが見てのとおりベアリングケージがプラスチック製。T/Mのメインとカウンターシャフトを支え、高負荷のかかる部分のベアリングにプラスチックケージのオープンベアリングでは役不足かと。

注文してあったベアリング、、、内径は同じですが外径が違っていますよね?
実はこれTC88用にアップデートされたベアリングでして、エボとTC88はほぼ同形状のトラップドアながら(実際小加工でエボにも流用が可能です)ベアリングのサイズを大きくして強度を増しているのです。
それに気がつかずTC88用のサイズで注文を入れてあった為、慌てて正しいサイズのベアリングを再注文。
このあたりは流石に規格品ですのでNTNでもNSKでもなんでも入手可能ですし、高性能なうえ、バカ安。多分HDJで購入する1/10位の価格です。

素直に年式にマッチしたOEM商品を入手すれば簡単で手間は無いんですが、それでは性能が上がる事はありません。
日本製で代替品があるのなら必ず使いたいし、同じハーレーの純正部品を使うにしても、より後期のもの、またはエボであればツインカム用のものにアップデート出来れば率先して交換する、というのが自分のスタイル。
正直、部品を代用するには成功するまでに何度も何度もトライアンドエラーを繰り返す事になる為、お金にはなりません。しかし、壊れ難いよう知恵を働かせるのが自分の仕事だと思っています。
部品チョイスでの待ち時間が長くなりがちで毎度申し訳無い限りなのですが、まぁそこは当店には仕方ないところ。キッパリと諦めて頂ければと思います。笑